アロエは“医者いらず”といわれ、日本でも昔から内服に(食べたり、飲んだり)外用に(塗ったり、貼ったり)と使われてきました。
アロエの木部や篩部の内側にあるのが、粘液質の層です。外傷や胃炎を治したりするのは、この粘液層に秘密があります。この粘液質は多糖類が主成分で、アロエ自身の傷を治す作用があります。アロエを食べると苦い味がありますが、その苦味に薬効があると言われています。苦味はアロインと呼ばれる成分で、私たちの傷にも働いてくれるのです。
アロエ軟膏はアロインが豊富なアロエ末(アロエラテックス)と、ケープアロエ葉を乾燥・粉砕したものを丸ごとアロエ葉末として配合しているのが特徴です。
日本で医薬品に用いられるアロエは、医薬品の規格や基準を定めた日本薬局方に収載されている南アフリカ産のケープアロエで、日本で一般的に見られるキダチアロエやアロエベラとは異なります。このケープアロエを、日本で使用できる皮膚薬として唯一認められているのが「間宮アロエ軟膏」です。
傷ができた箇所は表皮が削られてしまい、細胞が足りない状態です。まず、傷口周辺の壊れた細胞に、表皮細胞が働きかけ新たな細胞の活動を促進します。その後、表皮の幹細胞に作用し、細胞自体を増やしていきます。最後には、表皮細胞の再生を促進し傷の組織を修復します。
アロエ軟膏は、べたつくような、こってりとした使用感です。それは、オリーブ油、ラノリン、ワセリンが入っているから。油系処方が肌表面をしっかりベール、バリア機能を整えます。
オリーブ油が肌に潤いを与えラノリンが水分を保持して蒸発を防ぎ、さらに表面をワセリンがコートするので、バリア機能を高め外部刺激から肌を守ります。
オリーブ油が肌に潤いを与えラノリンが水分を保持して蒸発を防ぎ、さらに表面をワセリンがコートするので、バリア機能を高め外部刺激から肌を守ります。
潤いを与えながら外部刺激から肌を守る!
羊の毛に付着している分泌脂質(羊毛脂:ウールグリース)を生成した原料です。コレステロールや分岐脂肪酸など、ヒトの表皮脂質に似た成分を多く含み、外部刺激から肌を守ります。
オリーブの果実を圧搾して得た脂肪油で、肌に潤いを与えて柔軟性を高めるオレイン酸を豊富に含んでます。また、外部刺激から肌を守ります。
手全体のかさつきが気になるときは、薄く伸ばして調節してお使いください。
水仕事のあと、お風呂のあと、就寝前の手や指に、適量をなじませてください。
特に手荒れがひどいときや、ひび・あかぎれが気になるときは、手肌・指に塗りこむように塗るのがオススメです。軟膏が肌に密着し患部をコーティングし水分の蒸発を防ぎ外部刺激から守ります。
POINTこの、ちょっと“べたつくような、こってりとした使用感”が、ひび・あかぎれの患部に留まり続け、しっかり肌に密着し、手荒れを治していきます。
アロエ軟膏は、べたつくような、こってりとした使用感なので、ひび、あかぎれの患部に留まり続け、しっかり肌に密着します。お休み前などの手を休めるときなどがオススメです。
手荒れをくり返す肌は、刺激を受けやすくなっています。日中の水仕事の後や、手先を動かすときなどは、ハンドクリームなどで保湿。肌を油分のあるクリームで覆って外部刺激から守ることも大切です。
用法・用量に関連する注意
●本剤を塗布後、ヒリヒリするなど違和感を感じた場合は、すぐに水道水などで洗い流してください。その後も、違和感が残る場合は、医師の診療を受けてください。
用法・用量に関連する注意
●本剤を塗布後、ヒリヒリするなど違和感を感じた場合は、すぐに水道水などで洗い流してください。その後も、違和感が残る場合は、医師の診療を受けてください。