足のつり(こむら返り)は筋肉が過剰に収縮してしまうことで、局所的に痛みが発生する現象です。
運動神経から筋肉に「収縮」する指令が伝わると、筋肉組織の細胞の中に
カルシウムイオン(Ca2+)が入り込み、細胞の外にカリウムイオン(K+)が流出します。
この流入と流出で電位に差がでることで筋繊維が興奮して筋肉が収縮します。
足のつり(こむら返り)は、何らかの原因で神経からの「収縮」の指令が過剰に伝えられることで
起こると考えられています。
芍薬甘草湯は、2種類の生薬 「芍薬」と「甘草」によって構成され、
この2種類の生薬の相互的な働きで、筋肉組織細胞のイオンバランスを正常にすることで、
過剰な神経伝達を遮断し、筋肉の過剰な収縮を抑え、足のつりを改善します。