デリケートゾーンのかゆみ・かぶれに
初潮を迎える10代前半から、女性ホルモンが増え、徐々に丸みを帯びた女性らしいカラダになる時期。
10代のうちは、女性ホルモンの分泌が不安定なため、生理が急に来たり遅れたり、おりものが急に増えることもあります。
汗や皮脂の分泌が、活発になり始めるのでニキビやあせもなどができやすい頃です。
顔や身体と同じように、デリケートゾーンでも汗や皮脂などの分泌が活発で、湿度・温度の高い状態。過剰な皮脂などが、デリケートゾーンに溜まると、雑菌が繁殖しニオイやかゆみの原因になることも。
また、急に生理が来るかも…と長期間ナプキンをつけていると、ムレてかぶれやすくなります。生理中やおりもの量が多い時期は、特に敏感。
ナプキンやおりものシートはこまめに替えるなど、ケアは怠らないようにしましょう。
卵巣機能がもっとも活発で、妊娠・出産に必要なカラダの環境が整う大切な時期。女性ホルモンは20代半ば頃から急増し、30代半ばでピークに。おりもの量も、最も多くなる頃です。
また、20・30代は、ストレスや不規則な生活習慣で、 ホルモンバランスが乱れることも。
その場合、生理不順だけでなく、肌荒れ、PMS、生理痛などの症状が強くでる人もいます。
汗や皮脂の分泌に加え、おりものも多く、いつも湿っている状態。かゆみが起こりやすい環境です。
仕事などで忙しく、ナプキンやおりものシートを長時間替えずにいると、ムレてかぶれやすくなります。生理中やおりものが多い時期は、特に敏感。
また、合成繊維でできた下着や、タイトなパンツによる締めつけでデリケートゾーンにかゆみがでることも。
多く挙がったのはムレ、ナプキン、経血、おりものなど、女性なら誰にでもあること。かゆみを放っておいたり、掻きむしったりすると、悪化することもあるので、ガマンせず早めの対処が肝心です!
妊娠中は、胎児を細菌から守る為、おりものは多くなります。汗もかきやすく、ムレやすい状態です。また、子宮の重みで膀胱が圧迫されたり、出産時のイキみで、尿道周りの筋肉が疲弊し、尿モレを経験することも。
妊娠中・産後は、ホルモンバランスの変化で、カンジダなどの常在菌が増殖しやすいので要注意!
いつもと違う「おりもの」や「ニオイ」を感じたら、迷わず病院へ!妊娠中・産後にかかりやすい婦人科系の病気もあります。
40代からは女性ホルモンの減少によって、女性のカラダが大きく変わる時期。更年期には生理が不規則になったり、憂鬱・イライラ等の症状も。
年齢とともに、尿道周りの筋肉が硬く・緩くなって、尿モレを経験する人も増えます。
顔や身体と同じように、デリケートゾーンも乾燥しがちで、刺激に弱い状態。更に、おりものや粘液が減り腟の自浄作用が弱まるため、細菌感染や炎症に弱く、かゆみやかぶれが慢性化しやすい環境です。
今まで何ともなかった下着の擦れやガードルの締め付けが、かゆみの原因になることも。また、時間が経った「尿」はアルカリ性に変化して肌を刺激し、赤くかぶれてただれる、痛がゆくなる等「尿」ならではの症状を引き起こすことがあります。更に、尿モレ製品などで肌がムレてふやけてしまうと、より刺激に弱く、細菌も増殖しやすくなります。
約8割の女性が、10~20年前と比べてかゆみ症状に違いがあると回答。以前はなかったが、年とともにかゆみ、かぶれを感じるようになった女性も4割!