成人と比べると、子どもの体温は比較的高めで不安定なもの。個人差もありますが、一般的には37.5℃以上を「発熱」とするケースが多いようです。子どもが発熱した場合は、「発熱以外の症状」をよく見てください。子どもの様子を観察しておくことは、発熱の原因を特定するために役立ちます。 発熱以外に病的な症状が特にない時は、あわてる必要はありません。ただし、生後3ヵ月以内の乳児の場合は、その日のうちに病院へ行くのがよいでしょう。
食べ物・飲み物
身体に入るものの状態。食欲はあるか。水分は摂っているか。いつ、何を、どれくらい食べた(飲んだ)か。
尿・便・汗
身体から出たものの状態。尿の回数や最後にした時刻、下痢や便秘などの症状、発汗など。
さまざまの症状
体温、活発さ、けいれんの生む、せき、鼻水、息づかい、お腹や頭など痛い場所、発疹など。
環境
近所や学校などではやっている病気(インフルエンザなど)の有無。
「脳障害をもたらす高熱って、あるのですか?」
子どもの場合、急に40℃以上の熱を出すケースもありますが、体温が41.7℃を越えなければ脳や内臓への障害はないとされています。