発熱のしくみ 熱が出るのは、なぜ?

体温のいろいろ 〜時と場合によって変化する体温〜

体温のいろいろ私たちの身体は、常に一定の温度に保たれています。これを「平熱」と言って、一般的には36〜36.5℃と言われています。でもこの平熱には個人差がありますし、同じ人物でも時間や活動状態、また、測定する場所によっても違ってくるもの。1日の熱の変化は、通常1℃以内。それ以上だと「発熱」になります。

1日の変化
起床時は低く、その後徐々に上昇。午後3時頃をピークに徐 々に低下して午前2時頃が最も低くなります。だから、体温 の状態を正確に知ろうとする場合には1日4回程度の検温が必要なんです。

活動による変化
食事や運動、入浴などで、体温は上昇します。検温をする場合は、その後30分程度経ってからが望ましいでしょう。

測定場所による差異
私たちが検温する場合、腋の下、口の中(舌下)、耳の中(鼓膜面)の温度を測るのが一般的ですが、温度の高さは腋の下<口の中<耳の中となっています。このうち、体内の温度を比較的正確に反映しているのが、耳の中の温度なんです。

平熱のしくみ 〜熱は体からの合図です〜

私たちの身体の熱は、通常は脳や肝臓、筋肉などで生産され、血液循環によって体表に運ばれて放散されます。この時、体温を常に一定に保つために熱の生産と放散をコントロールしているのが、脳の視床下部にある体温調節中枢。
運動したり気温が高い時に発汗を促して体温を下げたり、寒いときには鳥肌をたてて(毛穴を閉じて)体温の放散を防いだりといった指令が、この体温調節中枢から出されているんです。

発熱の原因 〜原因はひとそれぞれ〜

発熱の原因一般の病院(外来)で最も多い症状が「発熱」だと言われて います。でも、発熱の原因は「ちょっとカゼ気味」というも のから難病までさまざま。
発熱する主なケースをご紹介しましょう。




感染症 ウイルスや細菌に感染すると、発熱します。これは、体内に 入り込んだウイルスや細菌の増殖を抑えるための身体の防御 反応。多くの場合、発熱は短期間で病気も2週間以内に治癒 します。 安易に解熱するとウイルスや細菌を助けることになり、完治に時間がかかる場合があるので注意が必要ですよ。
アレルギー性疾患・悪性腫瘍 38℃以上の高熱が2週間以上続く場合、リウマチや膠原病などのアレルギー性疾患や、ガンによる発熱が考えられます。精密検査が必要です。
うつ熱 日射病や熱射病など、夏場の暑さや暖房した室内など、周囲の温度が高すぎるため、体内の熱が放散しきれず体温が上がることを言います。すみやかに体温を下げることが大切です。
高齢者の発熱 〜少しの熱でも要注意〜

体温調節機能が低下しているため、あまり発熱することがありません。だから、たとえ微熱でも肺炎など大きな病気が原因の場合もありますよ。発熱以外にも食欲がないなどの症状がある時は病院へ 。

発熱のメリット・デメリット 〜悪い事だけじゃないんですよ〜

メリット
ウイルスや細菌など、比較的低温を好む微生物の増殖を抑える。
白血球の殺菌能・免疫能を高める。
デメリット
体力を消耗する。 発汗で塩分・水分を喪失する。 心臓に負担。 ひきつけ発作・精神障害を誘発することがある。 頭痛・倦怠感などの不快感。

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