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2010年2月

アレルギー鼻炎の軽減効果と免疫調整作用をヒト臨床試験にて検討
ウシの後期初乳の継続摂取が、
スギ花粉症患者の鼻炎症状を軽減することを確認

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林 豊)では、スギ花粉の飛散期間を含む2009年1月中旬から4月中旬の期間において、スギ花粉症患者18名を対象に、ウシ後期継続初乳摂取におけるアレルギー性鼻炎の症状に及ぼす変化を確認する試験を実施しました。

その結果、ウシの後期初乳を継続摂取することで、スギ花粉飛散期間において、スギ花粉症患者のアレルギー性鼻炎自覚症状(鼻水、くしゃみ、鼻づまり)が軽減されることを確認いたしました。

さらに、ウシの後期初乳の継続摂取により、血液中のスギ花粉特異的IgE濃度*1の上昇が抑えられる傾向があることを確認できました。

*1:スギ花粉特異的IgEとは、スギ花粉が体内へ侵入したことを伝達する抗体。スギ花粉の侵入を伝達された肥満細胞は活性化し、アレルギー症状の悪化やIgE濃度の上昇をひき起こす。

※本研究成果については、2009年11月21日に大阪市で開催された、第13回生活習慣病対策研究会において、既に発表しております。

試 験 結 果

ウシの後期初乳の継続摂取により、スギ花粉症患者の
(1) スギ花粉飛散期間におけるアレルギー性鼻炎の自覚症状が軽減される。
(2) 血液中のスギ花粉特異的IgE濃度の上昇を抑制する傾向がある。

▼

考 察

ウシの後期初乳を、花粉飛散前から継続摂取することで、予防的に花粉アレルギー症状を軽減することが期待できる。

また、スギ花粉症患者の血中の特異的IgE濃度上昇を抑制したことから、過剰な免疫反応を抑制する作用を持つことが考えられる。そしてこの作用は様々なアレルギーに対しても同様に症状緩和作用を発揮する可能性が期待できる。

ウシの後期初乳の継続摂取によるスギ花粉症患者への効果

●実験方法

スギ花粉症患者(30〜59才、男女18名)を対象とした3ヶ月間の臨床試験を実施。毎日、被験食品を6粒(後期初乳1,000mgまたは脱脂粉乳1,000mg)を摂取し、自覚症状の日記調査、および初期と3ヶ月後における血液検査の結果を比較した。

被験者: 昨年のスギ花粉症の重症度が均等になるように2群に分けた。
後期初乳群       9名
プラセボ(*2)群  9名
*2:偽薬、擬薬。治験薬と薬効や安全性などのデータを比較するために用いられるもので、通常、治験薬と色や形は似ていながらも、有効成分は含んでいない。
被験食品: 後期初乳群・・・後期初乳粉末1,000mg/日
プラセボ群・・・脱脂粉乳1,000mg/日
摂取期間: 12週間(2009年調査で、花粉飛散量が増える前から開始)
評価項目: (1)日記調査からの鼻炎症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)と薬の使用状態からの重症度
(2)血液中スギ花粉特異的IgE濃度
試験結果(1)
スギ花粉飛散期間におけるアレルギー性鼻炎の自覚症状の軽減を確認

花粉飛散時期における自覚症状の重症度変化量の比較後期初乳群では、アレルギー性鼻炎の自覚症状重症度(SMS)*3の変化量が、プラセボ群に比べ低値を示した。

ウシの後期初乳を継続摂取することで、スギ花粉飛散期間中におけるアレルギー性鼻炎の自覚症状が軽減されることが確認できた。

*3:自覚症状重症度(SMS)とは、2009年鼻アレルギーガイドラインに従い、アレルギー鼻炎の症状を点数化したもの。今回は、日記調査のアレルギー性鼻炎における症状記録と薬剤使用記録からこれを算出し、スギ花粉飛散前の平均値を初期値とし、飛散期間の平均値との変化量を比較した。
試験結果(2)
血中のスギ花粉特異的IgE濃度の上昇を抑制する傾向を確認

スギ花粉特異的IgE濃度の変化後期初乳群では、試験開始時と比較した試験終了時の血液中のスギ花粉特異的IgE濃度の変化量(上昇)が、プラセボ群に比べ、抑制されていた。

以上

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