経営理念

Management Principles我々は、絶えざる創造と革新によって
新しいものを求め続け、
人と社会に素晴らしい「快」を提供する

小林製薬グループは、医薬品、芳香剤、栄養補助食品(サプリメント)、日用雑貨品などの分野で、さまざまな製品を提供しています。これらの多彩な分野での製品提供は、現状の事業領域にこだわらず、より幅の広い「人と社会に素晴らしい『快』を提供する」という経営理念に基づいた事業活動です。現在の経営理念は、1999年4月に従来の経営理念に、小林製薬グループの特徴の一つである、「創造と革新」および「Something New Something Different」の意味を加え、新たに作成したものです。この経営理念にある、人と社会に向けた「快」の提供を追求することが小林製薬グループの存在意義であると考えています。

パーパス

見過ごされがちな お困りごとを解決し、人々の可能性を支援する

私たちは、一人ひとりの暮らしの中の見過ごされがちな「お困りごと」を発見し、今までにない「アイデアや技術」によって解決することで、健康で快適な生活の実現や、社会での活躍をサポートします。
この「お困りごと」によって妨げられる快適な生活や社会での活躍を「取り残された社会課題」ととらえ、その解決に貢献することで、人々の可能性を支援します。

当社は長年、「“あったらいいな”をカタチにする」というブランドスローガンのもと、世の中にない製品を生み出すことで、新しい生活習慣を作り、新市場を創造してきました。2023~2025年の中期経営計画を検討するにあたり、今後もお客さまが気づいていない必要なものを発見し“あったらいいな”をカタチにし続けていくために、私達の社会での役割や存在意義を改めて議論いたしました。
当社が生み出してきたニッチ製品は大部分の人にとってはなくてもよいものに見えますが、特定のお困りごとを持つ人にとってはなくてはならないものです。さらに、議論を重ねる中で、ニッチ製品はお客さまのお困りごとの解決に留まらず、快適な生活や社会での活躍をサポートしてきたのだと気づきました。そこで、これからもより多くの人々の可能性を支援していきたいと考え、パーパスとして明文化いたしました。

ブランドスローガン

ブランド憲章に込めた思いを、一言で表現したものがブランドスローガンです。

この言葉にあう事業活動を進めていき、多くのお客さまとコミュニケーションできればと願っています。

コーポレートブランド憲章

私たちは、日々変化し進化するお客様のニーズを解決するだけでは満足しません。
お客様も気づいていない必要なものを発見し、「こんなものがあったらいいな」をカタチにして、一刻も早く送り届けます。
お客様の立場で開発した製品やサービスが、社会の信頼、お客様の期待を裏切ることのない品質を私たちは追求します。
暮らしの中の発見から生まれた喜びが、いつしか世界にも広がることを夢見て。

私たちは、お客様と深く関わり合い、今までになかった満足を提供することによって社会に貢献する開発中心型企業です。

より多くのお客さま(ステークホルダー)にとって、価値ある企業になりたいという想いのもとに、2003年より「コーポレートブランド経営」に取り組んでいます。価値ある企業の姿は、それぞれのステークホルダーによって異なってきますが、その原点となるのは、やはりお客さまと考えます。より多くのお客さまに製品やサービスを通じて、満足を提供することが利益の向上に結びつき、同時に株主や従業員といった他のステークホルダーにも満足を提供することにつながると考えています。「並外れた顧客志向」を貫くことこそ、コーポレートブランド経営の核になると信じています。

こうした考え方を土台として、各事業統括本部およびグループ企業の現場と徹底した議論を交わしながらブランド憲章を作り上げました。グループ全従業員の思いと小林製薬グループらしさ、社会やお客さまとの信頼関係、希望、企業姿勢を表現しています。

小林製薬グループ企業行動憲章

私たち小林製薬グループは、公正かつ自由な競争の下、持続可能な社会を実現するため、次に掲げるポリシーに基づき社会的責任を果たします。

(法令等の遵守とインテグリティ)

1.「創造と革新により人と社会に『快』を提供する」ために、国内外の法令、ルール、会社の定款、社内規程およびその精神を遵守するとともに、インテグリティを重視した企業活動を行います。

(持続可能な経済成長と社会的課題の解決)

2.人と社会にとって価値があり、安全性および質の高い製品・サービスを開発・提供し、持続可能な経済成長と共に様々な社会的課題の解決を図ります。

(公正な事業慣行)

3.公正かつ自由な競争ならびに適正な取引、責任ある調達を行います。また、政治、行政や取引先とは健全な関係を保ち、強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組みます。

(公正な情報開示、ステークホルダーとの建設的対話)

4.企業情報を適時・適切かつ公正に開示し、幅広いステークホルダーと建設的な対話を行い、長期的かつ継続的な企業価値の増大を追求します。

(人権の尊重)

5.多様な価値観・すべての人々の人権を尊重する経営を行い、またいかなる人権侵害にも加担しません。

(消費者・顧客との信頼関係)

6.お客様・取引先に対して、製品・サービスに関する適切な情報提供、誠実なコミュニケーションを行い、信頼の獲得と満足の向上を図ります。

(働き方の改革、職場環境の充実)

7.(1)社員一人ひとりの多様性・人格・個性を尊重し、個々人の成長とキャリア形成を支援します。
  (2)能力・成果に応じた透明性の高い公正な処遇を行います。
  (3)自分らしさを発揮して主体的に活躍できる自由闊達な風土づくりを行います。
  (4)心身の健康と安全に配慮した快適で働きやすい職場環境の創造に努めます。

(環境問題への取り組み)

8.世界共通の環境課題に真剣に向き合い、解決のためのアイデアを出して実行し続けます。

(社会参画と発展への貢献)

9.社会貢献活動を推進し、社会全体の『快』の提供に貢献します。

(危機管理の徹底)

10.反社会的勢力、テロ、サイバー攻撃、自然災害等の様々なリスクに備え、組織的な危機管理を徹底します。

(経営トップの役割と本憲章の徹底)

11.経営トップは、本憲章の実践が自らの役割であることを認識して経営にあたり、実効性あるガバナンス・コンプライアンス体制を構築して本憲章の周知徹底を図ります。本憲章の精神に反し社会からの信頼を失うような事態が発生したときには、経営トップが率先して問題解決、原因究明、再発防止等に努め、その責任を果たします。

行動規範

  • 私たちの価値観

    並外れた顧客志向

    私たちは常にお客さまも気づいていない必要なものを発見し、「あったらいいな」をカタチ(製品・サービス)にすることを、なによりも大切にします。

    社員一人ひとりが主役

    私たちはお互いを尊重し合い、一人ひとりの能力を向上させることが個人の成長だけでなく、会社の成長に繋がると信じています。

    社会的責任の遂行

    私たちは社会のルールにのっとり、フェアな企業活動(法令の遵守、倫理観の重視、環境保護)を大切にします。

    株主尊重

    私たちは「先義後利」を追求することで、最終的に株主に対して正当な利益を還元できると信じています。

  • 私たちの行動原則

    Something New / Something Different

    私たちはアイデア・発想の切り口として、常に「なにかが新しく、なにかが違う」ということにこだわり行動します。

    Simple、Clear、Speed

    私たちは常に「単純で」「わかりやすく」「すばやく」ということを大切にして行動します。

    自考、自決、自実、自責

    私たちは仕事の前では平等の精神の下、問題解決に際しては指示を待つことなく、自ら考え、自ら決断し、自ら責任をもって率先して実行します。

    チャレンジ精神

    私たちは失敗を恐れ何もしないより、失敗しても新しいことに挑戦し続けます。