漢方がじっくりと効く

それは「防風通聖散」でした

小林製薬が中高年の肥満の方向けの薬を開発するにあたり、200種類を超える漢方薬から厳選したのが「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」です。これは18種類の生薬を配合したもので、体内に溜まった老廃物などの余分なものを排出する、代表的な漢方薬のひとつです。18種類の生薬が互いの作用を補いながら、じっくりとおなかの内側に働きかけるのです。

「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」は、ダイオウやカンゾウ、ボウフウ、トウキ、シャクヤクなどの18種類の生薬を配合した肥満症に用いる漢方薬です。からだの熱を冷まし、病因を発散させるような働きがあります。また、からだの水分循環を改善し、便通をつける作用もあります。体力のある太鼓腹の肥満タイプで、便秘がちの人に向く処方とされます。

小林製薬ならではのこだわり

中国の古典書である「精要宣明論」に記され、現代も使われている漢方薬「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」ですが、小林製薬がこだわったのは“その効果を余すところなく活かす”ことです。

低温抽出・低温濃縮で生薬の力を最大限に活かす

漢方薬は、生薬を煮出すのが元来の飲み方ですが、それでは手間がかかり飲みにくいものです。手軽に飲める錠剤にするためには、生薬を煮出してエキスを取り、乾燥させて錠剤化する必要があります。製薬の過程で熱によって18種類の原生薬に含まれる成分が損なわれないよう、低温抽出・低温濃縮という特殊製法を用いています。特殊な設備が必要となりますが、さまざまな生薬の力を最大限に活かすために、特殊な設備を導入して製造しています。また、できるだけ素早く体内に行き渡るよう、あえて錠剤にコーティングなどをせず、粉末化した生薬エキスをそのまま固めた、漢方本来の飲み方に近いかたちで製品化。溶けやすく、生薬の香りが漂う漢方の薬となりました。

漢方がじっくりと効く

漢方薬の色と香り

漢方薬は、さまざまな生薬が処方され味や香りも千差万別です。そして色のきれいなもの、そして生薬の香りが漂うものがよいといいます。漢方を煎じて飲む場合、煮出すときに出る香りも、からだによいというほどです。

キレイな色も品質の証です。 「ナイシトール85」は生薬の香り
「ナイシトール85」の製法では、低温・短時間濃縮を用い、品質の劣化を防ぎました。そのため、色が淡くて色調がはっきりしています。長時間熱をかけると、酸化して褐色になるものもあります。 ナイシトール85
キレイな色が品質の証です
酸化していないものは、生薬の成分がそのまま出るので、においがきつくなっています。「ナイシトール85」もにおいがしますが、不快ではないと感じていただけるでしょう。

漢方の考え方

漢方薬とは? 漢方薬独特の考え方
漢方薬とは古来、中国でまとめられた医学が日本に伝わり、日本国内で独自に集大成されたものです。日本で使用される医薬品のうち、漢方薬の基準に適したものを「漢方製剤」といい、小林製薬の「ナイシトール85」は、漢方処方(18種類おの生薬)から抽出したエキスを、乾燥して錠剤に仕上げた医薬品であり漢方製剤に分類されます。 漢方薬は、西洋薬とは別の漢方特有の考え方(五臓、気血水など)から生まれていて、症状だけを見るのではなく人を全体としてとらえるのが特徴です。漢方薬は、からだ全体を理解し病態をとらえ、その人の体力に関する状態…「虚実」や、疾病に対する反応…「寒熱」などの、からだの状態にふさわしい対処をすることで、西洋薬では対処しにくい疾病にも効果をもつ医薬品です。

漢方の証をご存知ですか?

西洋医学では、検査や診断を重視して病名を診断しますが、漢方ではまず患者の「証」の見きわめを重視します。「証」とはその人の体質や体力、病態の特徴のことで、その人の心とからだの状態を全体的に表しています。ですから西洋医学的な病名が同じでも、「証」が違えば人によって漢方処方が異なる場合もあります。「証」には、体力に関する状態と疾病に対する反応状態があるとされます。なかでもよく使われるのが「虚証」と「実証」です。外見や体力を表す、証の基本的なものです。

●虚証(きょしょう) 気力・脈力・腹力が低下した状態です。抵抗力を充実させるため、補う薬を用いることが多い。
●中間証(ちゅうかんしょう) 虚証または実証のどちらにも偏らないで、それぞれの特徴を半分ずつもつ状態です。
●実証(じっしょう) 気力・脈力・腹力が充実した状態です。病気の原因排除のため、排泄する薬を用いることが多い。

※その方の体質傾向から判断したものです。これだけで証を決定することは禁物です。最終的な判断はかかりつけの医師にお尋ねください。

あなたは実証?それとも虚証?あなたは実証?それとも虚証?

監修 李 康彦 先生

監修
李 康彦 先生

李 康彦先生 御略歴
1969年 新潟大学医学部 卒業  大阪大学付属病院外科 勤務
1971年 長野県北信総合病院外科 勤務
1974年 国立白浜温泉病院整形外科理学療法科 勤務
1976年 三重県大王町立病院内科外科整形外科 勤務
1979年 大阪府和泉市府中病院整形外科理学療法科 勤務
1980年 李クリニック
2006年 扇町クリニック勤務 名誉院長
専門
科目:内科、皮膚科
日本東洋医学会専門医、和漢医薬学会会員
李クリニックにて多数の漢方医を育成し現在も精力的に後輩指導にあたる