温活セルフケアの美容コラム セルフケア博士のあったかコラム

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冷え性について知ろう!

~温めることの大切さ~

1.はじめに

現代社会では、冷え性を訴える人が年々増加しています。ある調査では、個人差はあるものの、冷えを辛いと自覚している人の割合が、女性の半数~7割、男性でも1割近い存在することが報告されています。しかし、冷えること自体は病気でないため、それ程深刻には捉えられていないのが現状です。その意味で、冷え性は国民の半数以上が抱える大きな問題ではあっても、上手く対処されていない症状の1つとも言えます。

そこで、第1回目は冷え性が起こる理由から、身体を温めることの意義について考えてみたいと思います。

2.冷え性はなぜ起こるのか?

冷え性はなぜ起こるのでしょう?その原因はいくつか存在しています。

まず考えられるのは、運動不足による筋肉の減少、ストレスなどによる自律神経の異常、さらには高齢者では動脈硬化による血流障害など生活習慣に大きく依存しています。また、冷たいものを飲んだり、身体を冷やすような食べ物といった食習慣により、内臓血流を低下させることも知られています。

また、身体が冷えると、体温を37度前後に保つために、四肢末端や皮膚表面の血管を収縮させることで熱の放散を防ぎ、中心温度を上げ、生命活動を維持するために必要な酵素や内臓の働きを維持するように働きます。そのため、身体が冷える冬場は特に冷えが多いのです。

このように冷えは生活習慣の表れであり、生活習慣の乱れが冷え性の原因と言っても過言ではないでしょう。以上のことから、冷え性の改善には生活の根底を見直すことが何よりも大切です。

3.身体を温めることの意義

身体を温めるとどのようなことが起こるのでしょう。身体を温めると血液循環が改善するとともに、四肢末端や皮膚表面の血管が拡張することで血管を支配する自律神経が調整されます。特に、血管の拡張は副交感神経の作用であるため、四肢を温めると副交感神経が優位になり全身がリラックスした状態を作り、ストレスの改善にも役立ちます。さらに、体温が上がることでお腹の働きを助ける酵素が働きやすい環境を作ることから、消化吸収がスムースに行われる結果、身体のコンデションニングが行えたり、免疫細胞を活性化することで風邪やアレルギーの予防につながります。

このように、身体を温めることは循環を改善するだけでなく、自律神経機能を調整したり、消化吸収を促進したり、免疫機能を高めるなど様々な効果が期待できます。ですので、身体を温めることはとても重要なことです。

4.まとめ

身体の冷えは、自分自身の生活習慣を知るバロメーターです。身体の冷えを自覚し、それを改善することが、快適な身体を作ってくれます。

ワンポイントアドバイス

免疫力を高める身体の温め方

体温が1℃上がると免疫力が5-6倍増加することが知られています。
特に、血管が表面に出ている、首元や太もも、膝の裏、内くるぶしなどを温めることが大切。身体を長時間温めることが可能であるため、体温が上昇しやすく、免疫力が高まります。

図:血管が表面に出ている部位

図は血管が表面にある部位です。この部位を温めたり冷やしたりすることで体温を調整することが可能です。