温活セルフケアの美容コラム セルフケア博士のあったかコラム

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肩背部を温めることのメリット

1.はじめに

肩こりや腰痛を自覚している人は多いのではないでしょうか?

肩こりや腰痛は多くの日本人が抱えている愁訴であり、国民病とも言えます。「肩こりは万病のもと」、「腰は体の要」と言わるように、肩や腰の状態は健康状態を知る大切なバロメーターです。特に肩や腰が痛かったり、筋肉が張っている場合は、湿布を貼ったり、マッサージやストレッチをするなど対処をしますが、実は痛みや張りがなくても冷えている場合も問題です。肩や腰に手を当てて、冷たいと感じる場合は、肩こりや腰痛の前兆かもしれません。

そこで、今回は肩や腰の冷えについて考えてみたいと思います。

2.肩背部が冷える原因とは

肩こりや腰痛には様々な原因がありますが、肩や腰が冷えている場合は、その背景にストレスや運動不足があると考えられます。

まず、ストレスがあると筋肉は緊張して硬くなります。筋肉が硬くなると、筋肉内にある血管が圧迫され、血行が悪い状態となります。血行が悪い場所には疲労物質や痛み物質がたまり、疲労感やこわばり、痛みを生じます。これが、肩こり、腰痛の1つの原因です。

また、運動不足も筋肉を硬くします。加えて、パソコンをしたり、立ち仕事をしたりと、同じ姿勢を長期間続けることは、さらに筋肉は固くします。そのため、同じ姿勢を長時間した場合、その分ストレッチや体操などの運動を行わなければなりません。しかし、運動をしないと筋肉は硬いままとなり、疲労物質や痛み物質がたまり、疲労感やこわばり、痛みを生じます。これが、肩こりや腰痛のもう一つの原因です。特に重たい荷物を持ったり、ひねるなど、肩や腰が痛くなる原因が思い当たらないのに痛い場合にはストレスや運動不足が大きく関係しているでしょう。

3.肩や腰の冷えを取るには

肩や腰の冷えを取るには、患部を直接温めるか、運動するかの2つの方法があります。

肩背部や腰を温める

肩や腰が冷えている場合は、まずは冷えている部位を温めましょう。温めることで血行が改善するだけでも、疲労物質や痛み物質が流され、肩こりや腰痛が改善することがあります。ただし、首や腰は筋肉がいくつもの層をなしているため、表面だけを温めも、深部までは温まらないかもしれません。特に動きに関係する筋肉は表面にありますが、姿勢の固定や維持に働く筋肉は奥にあることから、同じ姿勢で痛みや筋肉の張りがある場合には、45℃以上の温度で温めるか、40℃以下で長時間温めることが必要です。

肩甲骨や腰の運動をする

温めてもうまくいかない場合は運動が効果的です。運動は表面の筋肉だけでなく、深部の筋肉も動かすことができることから、ストレッチや体操などを定期的に行うとよいでしょう。
なお、朝のように今から活動を始める場合には、ラジオ体操のような動きを伴う体操が、夜のように今からリラックスする場合には筋肉をゆっくり伸ばすストレッチが効果的です。

4.まとめ

肩こりや腰痛の原因の1つは、筋肉が硬くなることです。筋肉が硬くなると冷えを伴います。そのため、肩や腰が冷えているとうことは、筋肉が硬くなっている証拠です。定期的な運動やケアが行えなくても、肩や腰の筋肉を定期的に温めることで筋肉の循環を良くし、筋肉を緩めることで、肩こりや腰痛の予防に努めましょう。

ワンポイントアドバイス

運動

肩と腰の運動を紹介します。

肩まわし運動肩まわし運動

肩まわし運動

肩に手を当て、腕をぐるぐる回します。痛くない程度にゆっくりと1日10回を3セット行うようにしましょう。

腰回し体操腰回し体操

腰回し体操

肩幅に足を開き、手を広げ、腰をゆっくりひねります。その際、痛気持ちい程度まで腰をひねり、10-20秒ほど止めます。

肩と腰を温める

肩は肩甲骨の間にある僧帽筋や肩甲骨と肩関節の間にある小円筋を、腰は骨盤の上あたりにある脊柱起立筋を温めると肩こりや腰痛に効果的です。

腰の凝

腰の凝り

背骨に沿って走る脊柱起立筋。その下の方、ウエスト周辺の少し盛り上がった部分

腕の凝り

腕の凝り

わきの下から手を入れたとき、指先で触れると凝りに気づくのが小円筋

首・肩の凝り

首・肩の凝り

肩を中心に、首や背中も覆う僧帽筋。この位置にカイロを張れば、首や背中まで保温効果が伝わり、広範囲の凝りがほぐれやすい