温活セルフケアの美容コラム セルフケア博士のあったかコラム

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身体を温めて快適な生活を

1.はじめに

現代人の体温は年々低下しています。1960年頃の平均体は36℃後半であったものが、現在では36℃前半にまで低下し、おおよよ0.7-0.8℃ほど低下しています。もし、体温が1℃下がると免疫力は約40%低下し、基礎代謝は約10%低下することが知られています。さらに、体内酵素の働きが低下するなど、低体温は様々な疾病と深い関係があります。

そこで、今回は身体を温めることの意味について解説します。

2.何故、体温が低下しているのか?

現代人の体温が低下している主な原因はストレスと女性の場合は性ホルモンの変化です。

ストレスには一般的に「精神的ストレス」と「肉体的ストレス」があります。「精神的ストレス」は人間関係や将来への不安などを指し、「肉体的ストレス」は働きすぎやそれに伴う疲労、さらには睡眠不足などを指します。どれも現代人にとっては避けて通れない問題です。このようなストレスにより、交感神経の活動が亢進すると、四肢にある血管が収縮をし、手足の冷えを自覚します。そして、筋肉が硬くなり、こりやこわばりを感じるようになり、全体的な冷えを自覚するようになります。さらに体温が低下した状態が続くと、身体機能維持のために体温調整が優先されるため、内臓などに回していた血流量も制限され、内臓機能の低下が生じます。そのため、様々な症状が出現したり、病気に発展するものと考えられています。

一方、女性の体温は性ホルモンにより変化します。特に月経周期では排卵後に体温が上昇することはよく知られていますが、これはプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンの作用です。実際、プロゲステロンは月経開始の若いときに増加し、閉経後には少なくなるため、年齢的にもホルモンが少なくなることで身体も冷えやすくなります。さらに、ストレスは性ホルモンの分泌を悪くするため、身体を益々冷やすこととなります。

このように、体温はストレスや性ホルモンなど様々な影響を受けているため、現代人は体温が低下するものと思われます。

3.体温を高める方法

ここでは体温を高めるために必要な生活習慣について考えてみたいと思います。

リラックスする

ストレスの軽減にはリラックスをすることが何よりも大切です。リラックスする方法としては、両手を広げで後ろに引くことで胸の筋肉を伸ばしたり、椅子に座り、腰を横に倒すことなどでわき腹の筋肉をストレッチする方法があります。
また、ストレッチ以外にも良いにおいを嗅ぐ、心地よい音楽を聴くなど、五感を刺激することで、全身の筋肉を緩ますことができます。

身体を温める

身体を温めることは、身体をリラックスさせます。特に血管が表面に近くにある首や背中などは、身体が温まりやすいポイントです。お風呂やカイロなどで積極的に利用し、身体を温めましょう。

内臓を温める

内臓の機能を高めることも身体を温めるためには重要です。体温より少し高めの温度でお腹や背中を温め、内臓機能を高めることで深部を温めましょう。

4.まとめ

現代人の基礎体温は年々低下しています。その要因としてはストレスが最も大きく、身体を緊張させるだけでなく、性ホルモンのバランスを崩し、身体を冷やしていきます。実際、ストレスをなくすことは難しいことから、普段からリラックスを心がけ、身体や内臓を温めることが大切となります。

ワンポイントアドバイス

リラックスのためのストレッチ

大胸筋のストレッチ

大胸筋のストレッチ

手のひらを裏返した状態で、胸を横に開き、その後ゆっくりと腕を後ろに引く

腰方形筋のストレッチ

腰方形筋のストレッチ

手を伸ばした状態で、そのまま真っすぐに横に倒れ、わき腹を伸ばす

生理痛のツボ

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