温活セルフケアの美容コラム セルフケア博士のあったかコラム

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年代別の冷えについて知ろう!

~年代で異なる冷えの原因~

1.はじめに

近年、冷え性を自覚している人は多くなっています。冷えは子供からお年寄りまで幅広い世代でみられる症状の1つです。特に最近では冷えも低年齢化しており、小学生のような子供でも冷えを訴える時代です。このように冷えは、世代を超えて多くの女性が悩む症状といえるでしょう。 しかし、同じ冷えでも、その原因は様々です。特に冷えの原因は年代ごとに異なることが多いことから、自分に合った冷え対策が必要です。

そこで、今回は年代別に冷えの原因を考えてみたいと思います。

2.冷えの原因

冷えの原因は大きく分けて3つになります。

1つ目はストレスに伴う冷え(若年型)です。ストレスは交感神経の活動を亢進させます。交感神経は、末梢血管を収縮させたり、筋緊張を高めます。そうすると、体温を運んでくるはずの血液の循環が悪くなるために、血液は滞り、冷えを起こすのです。

2つ目は内臓に伴う冷え(中年型)です。内臓の機能は内臓体性反射という反射を通じて、皮膚に表れることが知られています。そのため、内臓機能が低下すると、その機能低下が関連する皮膚にも反映され、皮膚の冷えを起こすのです。なお、骨盤内の臓器である腸や子宮、卵巣などは、ちょうど下腿の神経と関連が深いため、腸や子宮、卵巣の機能低下は、足の冷えにつながる可能性があります。なお、足の冷えは、体性内臓反射という逆の反射を通じて、腸や子宮、卵巣などの内臓の状態に影響する可能性があることから、足の冷えは骨盤内臓器と大きく関係していると言えます。

3つ目は筋肉量の低下による冷え(高齢型)です。筋肉は血液が豊富な組織であることから、体温の維持に大きく関係しているとともに、筋肉は運動に伴い熱を発する発熱器官です。そのため、筋肉量が低下するということは、熱を保持・発熱してくれる天然のカイロを失うことになるため、身体の冷えにつながります。

3.自分の冷えの原因を知ろう

ストレスに伴い冷えを確認するには、上半身の硬さを調べるとよいでしょう。胸の前で両手と両肘をつけ、肘が離れないようにそのまま、腕を上げていきます。正常では口より上のラインまで肘が上がりますが、口まで上がらない場合はストレスタイプと考えられます。

①身体の硬さ(上肢)

*ストレス型
ストレスの状態を反映

身体の硬さ側面 身体の硬さ正面

両手・両肘を合わせて、真っ直ぐ上に挙げた際に、肘がどの高さに来るのかを確認する。
正常は口から鼻の高さ

一方、内臓の冷えは舌の色を見るとよいでしょう。舌は唯一目で見える筋肉です。筋肉は血液が豊富であることから、血液の状態を反映していると言えるでしょう。本来淡い紅色をしていますが、舌自体が白くなったり、苔が白いときは内臓機能が低下し、身体が冷えている証拠です。

正常舌
淡白舌
白膩苔

最後に筋肉量に伴う冷えは、わっかテストで調べることが可能です。親指と人差し指でわっかを作り、ふくらはぎの一番太いところにわっかを当ててみましょう。正常では親指と人差し指は離れますが、指がくっついたり、隙間ができる場合は筋肉量が足りないと考えられます。

大胸筋のストレッチ

両手の親指と人差し指で輪を作ります。

腰方形筋のストレッチ

利き足でない方のふくらはぎの一番太い部分を力を入れずに軽く囲んでみましょう。

腕立て伏せ 腕立て伏せ

※「指輪っかテスト」は、千葉県柏市で行われた「栄養とからだの健康促進調査」をもとに考案されました。

4.まとめ

冷えと一言でいってもその原因は様々です。年齢や生活習慣、運動習慣により、冷えの原因は大きく異なります。そのため、何が原因で冷えているのかを正しく知ることが大切です。なお、原因が異なれば対処方法もことなるので、自分に合ったケアを探しましょう。ケアについては以降で説明します。