繰り返すいぼ痔の原因は「血流の滞り」!?根元からの対処がカギ!

痔の人の半数以上は「いぼ痔」。 気づいていない人も多い。

痔を経験したことがある人は3人に1人と言われ、そのうち半数以上が痔核と言われる「いぼ痔」を経験。いぼ痔は男女を問わず幅広い年齢の方がかかる、ポピュラーな病気です。
いぼ痔には肛門の外側にできる「外痔核」と内側にできる「内痔核」がありますが、実は「内痔核」を患っている人も多いとか。内痔核の場合、肛門の内側は痛みを感じないため、気づかぬうちに内痔核が傷つけ、勢いよく出血する恐れがあります。
肛門科「岩垂純一診療所」院長の岩垂純一先生も、「内痔核があると、排便時に便が残ったような感覚があるので、便を出そうとさらにいきんで、内痔核を悪化させることがあります」と注意を呼びかけています。

いぼ痔の原因は「血流の滞り」。「血流の滞り」に対処することが症状緩和には重要。

「肛門の周囲には網目状に毛細血管が張り巡らされています。いきみの繰り返しや便秘、下痢、重いものを持つなどにより肛門に負担がかかると、この毛細血管で「血流が滞り」、血管が膨らんで、腫れあがることでいぼ痔になるのです」(岩垂先生)
また、いぼ痔を繰り返す方がよくいらっしゃいますが、その原因も「血流の滞り」が残っているからなのだとか。

いぼ痔が進行すると、排便時に出血したり、いぼ痔が外に出てくるようになり、痛みを伴う場合もあります。出血がひどい場合やいぼが外に出ることが日常生活に支障をきたす場合は、手術が必要になることも。
「誰でもいぼ痔になる可能性はあるので、普段から肛門に負担をかけない排便習慣が大切です。また、「血流を滞らせない」ようにすることも大切です。便秘や下痢にならないようにし、排便時には残便感があっても3分以上かけないようにしましょう」(岩垂先生)

監修 岩垂純一診療所 所長

岩垂 純一 先生

日本臨床肛門病学会技能指導医、医学博士。社会保険中央総合病院大腸肛門病センターで年間2,000例以上の肛門手術を執刀、外来診察は1日150〜200名を数える。1998年~2006年までセンター長をつとめる。2006年、理想的な肛門の診察と治療の実現を目指し、自身の診療所を銀座に開設。