動悸

女性

症状の概要

これまでに緊張したり、運動することで、胸がドキドキしたり、息が苦しくなることは経験したことがあると思います。しかし、更年期になると、緊張したり、運動をしていないのに胸がドキドキしたり、息が苦しくなることがあります。

症状が起こる要因

エストロゲンなどの女性ホルモンは脳の視床下部からの命令によって卵巣から分泌されており、更年期になると、その卵巣機能が低下して視床下部からの命令がうまく伝達されなくなります。このような状態になると、自律神経に深く関与する視床下部が正常に機能しなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。心拍は、自律神経によってコントロールされているため、動悸などの症状が引き起こされます。

また、エストロゲンには心血管に対する保護作用があり、更年期にはこの作用が失われることで動悸などの症状を伴う循環器疾患が増加すると考えられています。

簡単な対処法

まずは、ゆっくり深呼吸して呼吸を整え、リラックスすることを心がけましょう。また、動悸は更年期の症状だけではなく、別の病気の症状として出る場合もあり、自分だけで判断せずに専門医に一度相談してみることをおすすめします。

【参考資料】
女性医学ガイドブック 更年期医療編 2014年度版, 日本女性医学学会編, 金原出版株式会社
循環器領域における性差医療に関するガイドライン,日本循環器学会等
虚血性心疾患の一次予防ガイドライン,日本循環器学会等
【監修】
医療法人 恒昭会 藍野病院 内科部長、栄養管理部長
吉田 麻美先生

その他、更年期に関する情報