更年期に脂肪がつきやすいワケ

年齢とともに、基礎代謝は低下していきます。

脂肪を燃やす“3つの代謝”

1. 基礎代謝量(約60%)

体温を維持したり、呼吸、内臓の動きのために使われます。
じっとしていても消費されます。

2. 身体活動量(約30%)

スポーツだけでなく、家事や事務仕事のときでも使われます。
からだの活動によって消費されます。

3. 食事誘発性熱産生(約10%)

食事後にからだが温まるのはこの代謝のはたらきです。
食べ物を消化したり吸収する時に使われます。

3つの代謝円グラフ

代謝の効率を上げることが、脂肪を減らすポイントです!

更年期に脂肪が増える原因

更年期ではない女性

(女性ホルモンの分泌が正常)

脂肪を「ためる」力と「分解する」力のバランスがとれるようになっています。代謝も正常であれば、余分な脂肪がつきづらくなります。

更年期の女性

(女性ホルモンの分泌が少なくなると…)

脂肪を「ためる」力がアップ「分解する」力がダウン、さらに代謝もダウンするので、余分な脂肪がつきやすくなります。

基礎代謝が落ちるワケ

更年期の女性は基礎代謝が落ちる!

更年期の女性は10代後半と比べると基礎代謝は低下します。
さらに多くのエネルギーを消費する筋肉が、運動不足や無理なダイエットなどで減ると、ますます基礎代謝が落ちていきます。また、夜更かし、仕事の忙しさなどからくる不規則な生活は、自律神経やホルモンの乱れを引き起こし、代謝にも影響を及ぼすことがあります。

グラフ:日本人の食事摂取基準(2010年度版)

女性に多い“皮下脂肪”は代謝が悪い!

皮下脂肪は備蓄エネルギーとしての役割もあるので、燃焼しにくいというのが特徴です。よって、運動などをして消費カロリーが摂取カロリーを上回ったとしても、脂肪は「内臓脂肪→皮下脂肪」の順で減っていきます。
皮下脂肪を落とすには、代謝を上げて、数ヶ月〜数年という長期戦で取り組む必要があるといわれています。

「減量実験にて内臓脂肪は大きく変化しても、皮下脂肪はほとんど変化しなかった。」グラフ:減量に伴う内蔵・皮下脂肪の減少率における男女のち外について佐伯修ほか、2009

女性ホルモン分泌の低下も「太る」原因!?

更年期は女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」の分泌が急激に減少します。
エストロゲンには、脂肪の燃焼を促す働きがあります。そのためエストロゲンが減少することで、脂肪が燃焼しにくい体になってしまいます。
また女性ホルモンの減少により、相対的に男性ホルモンの割合が増加します。そのため皮下脂肪だけでなく内臓脂肪もつきやすくなり、お腹のポッコリが気になるようになる方もいらっしゃいます。

グラフ:エストロゲンの分泌量の変化