年齢とともに記憶力は、衰えていくと言われています。
早めの発見と対処が肝心です。
物忘れは、「記憶の保持」と「思い出す力」が弱まるところから始まります。放っておくと、「覚える力」も弱まってきます。
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覚える力 | ![]() |
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記憶の保持 | ![]() |
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思い出す力 | ![]() |
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物忘れが悪化していく方には、生活習慣や体質などに共通点があり、下記のような項目が当てはまるとそのリスクが高いとされています。
では、物忘れを悪化させないためには、どのような対策をしたら良いのでしょうか?
ポイントは2つ。
でも、続けるのはなかなか難しい…そんなあなたに、普段の対策に加えて、中年期以降の物忘れの改善に効く「ワスノン」を。
物忘れとは、忘れたことの自覚があり、部分的な記憶の低下がある状態のことを指します。一方、認知症とは、自覚がなく、体験全体を忘れて、生活に支障をきたす状態を指します。物忘れの原因としては、加齢により、脳の神経細胞の機能が低下することと考えられています。物忘れする状態が進行することで、認知症になるとは限りませんが、加齢による物忘れか、認知症など病気による物忘れか見極めることが必要です。
加齢とともに、物忘れが多くなりますが、物忘れの内容によって、病気の前兆を疑うことも重要です。物忘れがすべて病気(認知症)につながるわけではありませんが、確かに加齢は、認知症を発症させる要素のひとつだといわれ、年齢が高くなるにつれて、認知症を発症する確率も高くなるといわれています。重要なのは、加齢によるものなのか、そうでないかを把握しておくことなのです。
ご家族に、気になる症状があらわれたら、早めに受診することが大切です。ただの物忘れであれば心配ありませんが、認知症の初期症状からくる物忘れの場合は早めの対処が必要です。また、物忘れとともに、作り話や妄想、無気力などの症状があった場合は、老人性うつ病やその他の精神疾患も心配されます。原因が早くわかると、適切な治療を受けたり、介護の方針を立てるなど、準備をする時間が確保できます。
物忘れは、神経内科、老年科、精神科、脳神経外科、物忘れ外来など、専門医がいる医療機関などで受診できますが、まずは、かかりつけ医に診てもらい、専門医のいる医療機関に紹介状を書いてもらうこともできます。また、各市町村の認知症相談窓口や高齢者総合センター、地域包括支援センターなど、病院以外の相談窓口を利用してもいいでしょう。受診するときは、たとえ症状が軽くても、家族など身近な人が同行するようにしましょう。 本人が傷つくような内容の話は、付き添い人と医師だけの時間を設けるなど、本人の気持ちを傷つけないよう対応しましょう。
介護する側の健康も、大切にしましょう。
大切な家族が認知症と診断されたら、最初は、心が動揺してしまうことでしょう。でも、家族が悩んでばかりいては、本人をもっと不安にさせてしまうかもしれません。介護をする側とされる側が、お互いに、より快適に、負担を少なく過ごしていくために、いつでも専門家に相談できるような環境づくりを心がけましょう。ストレスもいろいろと貯まりがちな日々かと思います、適切なケアをしながら、どうか、ご自分のお身体も大切にされてください。