ドケルバン病 (狭窄性腱鞘炎)

ドケルバン病 (狭窄性腱鞘炎)(きょうさくせいけんしょうえん)とは

手を曲げ伸ばしたり押さえたりすると手首の関節の親指側に痛みが生じます。また腫れもみられます。

ドケルバン病・狭窄性腱鞘炎のメカニズム(イメージ)

なりやすい方・特徴

女性をはじめ、手指をよく使う人に多い病気です。手首の関節の親指側に起こるのが特徴です。親指を中に入れて手を握った状態で、手首を小指側に曲げるEichhoff(アイヒホッフ)テストなどを行い、痛みが強くなる場合は、ドケルバン病の可能性があります。

原因

腱鞘に炎症が起こることで、腱が腫れたり、腱の通るトンネル(ドケルバン病では第1腱区画の部分)が狭くなったりします。そのため、指の曲げ伸ばしに関わる腱が通れなくなり、手指が動かしにくくなります。また、腱が通るときに腱鞘とこすれあうため、痛みをともないます。