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「命の母」ブランド100年の歩みを
未来へつないでいくために。

MEMBER

  • ブランドマネージャー 岡田さん 2010年入社
    経済学部卒

  • マーケティング 中川さん 2016年入社
    経済学部卒

  • 技術開発 山岡さん 2015年入社
    創造理工学専攻修了

  • 研究開発 張さん 2007年入社
    生物工学研究科修了

  • 研究開発 鳥越さん 2007年入社
    薬学研究科修了

  • 研究開発 上杉さん 2015年入社
    生命科学研究科修了

明治時代に誕生した、
女性のための煎じ薬「命の母」。

「いまも、ずっと、自分らしく 女性にこころとからだの健康を」をブランドプロミスとして掲げている小林製薬の基幹ブランド「命の母」。更年期障害や生理の諸症状など、女性ホルモンによる影響でさまざまな不調を覚えやすい女性の健やかな毎日を支えている。

「命の母」の誕生は1903年。薬の販売業を営む笹岡省三が「婦人病に悩む女性を助けたい」との思いから研究を重ねて完成させたのが「命の母」だ。女性が社会の陰に隠れがちだった明治時代において、女性が健やかに暮らすための薬として発売された「命の母」は圧倒的な支持を得た。

その後も女性の生き方に寄り添いながら、時代のニーズに応じて改良しつつラインナップを増加。2018年1月現在、「命の母A」「命の母ホワイト」「命の母スキンケアライン」など豊富なバリエーションを取り揃えている。

この歴史あるブランドを守り、育ててきたのは歴代の「命の母」プロジェクトチームだ。現在このチームを構成するのは、部門を越えて選抜された岡田、中川、山岡、上杉、張、鳥越の計6名。各々があらゆるアプローチを駆使して、「命の母」ブランドを未来につなぐための挑戦を続けている。

部門を越えた同時開発体制で
ロングセラーブランドを守る。

「命の母」ブランドが一世紀以上もの間、支持され続けているのにはさまざまな要因がある。そしてその核となる要因のひとつに、小林製薬ならではの開発体制があることは間違いない。

多くの製薬会社の製品開発は、各部門が役割を終えるごとに次の部門にバトンを渡すリレー形式で行われるのが一般的だ。しかし小林製薬では、マーケティングや研究開発、技術開発が一体となって製品開発を同時進行するという手法を取っている。

「命の母」プロジェクトチームではその一環として月に一度、ブランド会議で各人の取り組みについて話し合っている。会議の中心はブランドマネージャーの岡田だ。

「時代によって女性の生き方は変化しています。この微妙な変化をしっかり感じ取り、『命の母』に落とし込むために何が必要なのかを模索するには、チームメンバーが膝を突き合わせて意見を交わすことが欠かせません。その意味で、部門の垣根を越えて製品開発やコミュニケーションが行える小林製薬の環境は理にかなっていますし、非常にユニークだと思います」

中途採用で入社した技術開発の山岡は、小林製薬の開発環境のユニークさを特に実感している一人だ。

「部門を越えた開発体制もそうですが、技術開発の業務の幅広さも小林製薬ならではの特徴だと思います。私は、ラボで考えられた製品処方を量産化できるよう、実際の機械を使用した試験の実施や、原料や資材の検討、工場での生産立ち上げ、製品の原価管理を担っています。」

なお、山岡は「命の母」プロジェクトチーム唯一の男性である。そのため、開発業務の中で気づきを得ることが多いのだという。

「ブランド会議などで、他のメンバーの女性ならではのアイデアや提案を聞くたびに、男性では想像もつかない視点について学べるので勉強になります。日々得られる気づきを『命の母』ブランドの技術開発に生かすよう努めています」

ユーザーへのヒアリングを通じて、
自分の仕事の貢献度を実感。

研究開発の上杉は、各部門が一体となり、ときには部門の垣根を越えた役割を担うメリットについてこう話す。

「マーケティングと組んで広報活動に取り組んだ際、有識者への監修依頼や学会発表、取材誘致に加えて、ユーザーへの使用効果のヒアリングを手掛けたことがありました。その際に得られた新たな製品情報は、現在お客さまへの情報提供に活用されています。また、ヒアリングを通じて、開発した製品が具体的にどのような形でお客さまに貢献しているのかを知れたことは大きな財産になりました」

上杉と同じく研究開発としてプロジェクトに携わる張も、研究者の立場からヒアリングを行うことは非常に有効だと話す。

「ユーザーの方に、命の母は無くてはならない存在だと言っていただけたときは、人の役に立つ仕事をしていることを改めて実感しました。ヒアリングをする度に『お客さまの声をもとに製品開発をする』というものづくりの原点に立ち返ることができます」

今を生きる女性のニーズに耳を澄まし、
製品開発のヒントをつかむ。

中川は2016年の入社直後から「命の母」ブランドの新製品開発に向けたマーケティングや広報活動を担当している。その具体的な例として、大阪府とのタイアップで若い世代の女性向けにセミナーを開催したときのことを話してくれた。

「テーマは、働く女性のホルモンと身体や心の不調の関係でした。プロジェクトチームのメンバーであり働くママでもある岡田さんや鳥越さんに体験談をお話ししていただいたこともあります」

セミナーやヒアリングを重ねるうちに、人によって身体と心の不調の表れ方が違うことがわかったのだという。

「女性の不調は『なんとなくだるい』『なぜかスッキリしない』など、明確に言葉にならないことが多いように思います。そうしたことを出来る限り分かりやすく伝えるのもマーケティングの1つの活動なんです」

このようにマーケティングや研究活動によって得た情報を、ユーザーに直接伝えることもある。研究開発の鳥越は通常業務に加えて、岡田、中川と共にセミナーの企画なども行っている。

「これまでの活動を通じて、更年期や生理前後のトラブルを自分事として捉えられない方もいることがわかりました。体調の悪さを忙しさによるものだと思い込んでしまっている方も多いようです。だからこそ、『正しく知る』ことの大切さを実感しています」

今と未来に求められる「命の母」を生み出し、
次の100年の礎を築く。

「命の母」は明治時代に誕生したロングセラーブランドだ。それだけに「時代に応じて何を変えて、何を変えるべきではないか」、その見極めは非常に難しい。処方やパッケージはもちろん、キャンペーンの打ち方ひとつ取っても同様だ。

そんな中、2017年に「命の母」ブランド主催で行ったキャンペーンが大好評を博した。題して「いつでも いつまでも 女性は変わることができる ビューティチェンジ」。一般公募から選んだ女性を、プロのファッションコーディネーターやヘアメイクの手で美しく変身させるという画期的なキャンペーンだ。

アイデアの発案者は、ブランドマネージャーの岡田。このキャンペーンは多くの女性の共感を呼び、「命の母」キャンペーン史上最高の応募者数を達成した。この結果は、「命の母」ブランドが長きにわたって支持され続けてきた理由を表すものでもある。ブランドに携わってきた歴代のメンバーが、時代ごとに新しい息吹を吹き込み続けて来たからこそ、「命の母」の今があるのだ。

現在、「命の母」プロジェクトチームは、これまでの活動から得た知見を元に新製品の開発に取り組んでいる。100年以上の歴史を誇るブランドに、今と未来を生きる女性を支える新製品が加わる日は近い。もちろん、それは“あったらいいな”をカタチにしたものであることは間違いない。