小学校に洋式トイレプレゼント!

小学校のトイレ事情 2016

調査の背景

学校のトイレは築年数の古いものが多く、清掃だけでは解決できない「汚い」「臭い」「暗い」などの悩みを抱える学校が数多くあります。また、洋式トイレの多い小学校は年々増えているものの、依然として和式トイレが多い小学校が半数以上を占めており、家庭で洋式トイレしか使ったことのない子どもたちが、学校でうんちをすることに強い抵抗感を持つ状況があります。うんちを我慢することは、便秘の大きな原因ともなり、子どもたちの健やかな成長の妨げになります。このような状況に鑑み、小林製薬では小学生のトイレ習慣と排便の実態について調査を実施しました。

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小学生に聞いた学校のトイレ事情

Q1学校のトイレは和式?洋式?

和式のみor和式が多い53% 洋式のみor洋式が多い47%

和式のみor和式が多い53%

和式トイレが多い小学校は、2010年は約80%だったのが、今回の調査では約50%にまで減少していました。しかし、小学校では依然として「和式トイレ」が主流となっています。子どもたちは、小学校入学と同時に和式トイレの壁に直面している実態が明らかになりました。

Q2小学校でうんちを我慢したことがある?その理由は?

ある51% ない49%

和式トイレが苦手40% トイレが汚い38% トイレがくさい28%

トイレ環境が大きく影響

うんちを我慢した経験がある子どもたちは約50%にも上り、特に和式トイレの多い小学校の子どもたちで、その傾向が強く見られます。
和式トイレの多い小学校では、「トイレが汚い」「和式トイレが苦手」「トイレがくさい」といった 「トイレ環境」が、学校でうんちをすることに対する大きな抵抗感を生み出しているようです。

Q3学校で「うんちをしない」3割の子どもたち

小学校でうんちを「しない」を答えた割合

全体31%69% 男の子39%61% 女の子23%77%

小学校でうんちをすると「からかわれそう」と感じる割合

男の子43% 女の子23%

学校で「うんちをしない」と回答した子は約30%にも上りました。中でも、男の子の約40%が「うんちをしない」と回答しており、「からかわれそう」という気持ちが、うんちの我慢につながっているものと考えられます。男子トイレ特有の小便器と個室が共存する構造により、「個室に出入りすることによって、うんちをしているのが周囲に知られ、からかわれてしまう」と感じている男の子の気持ちがうかがえます。

まとめ

「洋式トイレの増加」を望む子どもたち

「2016年小学生のトイレ習慣実態調査」の結果、和式トイレが多い小学校は、2010年は約80%だったのが、今回の調査では約50%にまで減少していました。しかし、小学生の30%の子どもたちが小学校で「うんちをしない」と回答しています。うんちをしない理由としては、「周囲の目」や「トイレ環境」などがあげられ、「洋式トイレの増加」を望む小学生は、約60%にも上ります。
子どもたちの健やかな成長を考えると、正しい排便意識の啓発とともに、早急なトイレ環境の改善が求められます。

第3のトイレスポットの出現

今回の調査では、「学校でうんちをしない」と回答した子どもたちに、学校が終わってから、どこでうんちをするかについても聞いてみました。ほとんどの小学生(97%)が「家のトイレ」を使用すると回答したものの、その他にも「コンビニ」「スーパー」といった、学校や自宅以外のトイレを使用している子どももおり、「第3のトイレスポット」が存在することが分かりました。ここからも、キレイな洋式トイレで、安心してうんちをしたいという子どもたちの気持ちが伺えます。

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