湿疹・皮膚炎は、ひじの内側やひざの裏、首すじなど、皮膚のやわらかい部分に起こりやすい傾向があります。
湿疹・皮膚炎が起こる原因として、以下のようなさまざまなことが挙げられます。
また、これらのさまざまな因子が複雑に重なって生じることもあるため、症状が治まっても、かゆみを伴う湿疹・皮膚炎を何度も繰り返してしまうことが多いです。
最初は軽いかゆみや炎症でも、患部を掻きむしると肌の表面を傷めます。
肌には本来、皮脂や角質によって外部の刺激から体を守るバリア機能が備わっていますが掻きむしることによって、これらが損傷すると、刺激を受けやすくなります。
また、掻くことで知覚過敏状態となって、よりかゆみを感じやすくなり、がまんできずにまた掻いてしまい、さらにかゆみをまねくという悪循環に陥りがちです。
ひどく掻きむしると、掻きこわして血液や体液がしみだすこともあり、治るのにも時間がかかってしまいます。
こうした悪循環に陥る前に、湿疹・皮膚炎の症状には早めの対応が大切です。