便をつるんと出す
「便秘の原因」では、主な原因を「直腸に便が停滞」「大腸の運動機能が低下」「大腸の過緊張」の3つに分類していますが、これらの便秘症状がひどくなると、腹部が便によって圧迫されて血行不良となり、腰痛を引き起こすことがあります。
普段から、無理な体勢での作業や、長時間同じ姿勢を取り続ける生活習慣のある方は、背骨や骨盤などに身体の歪みが生じやすくなっています。
そのため、腸に繋がる神経を圧迫して腰痛につながり、結果的に、腰回りの硬くなった筋肉が便秘を引き起こすというケースが考えられます。
重大な病気の可能性がある激しい腹痛、しびれ、吐き気、発熱、血便などの症状がある場合は、必ず病院に行きましょう。
「排便がスッキリしないな」「もしかして便秘かな?」という状態をそのまま我慢して放置していると、痔になってしまうことがあります。
便秘などが原因となり、硬い便が出た時に、肛門部が切れることによって生じます。
排便時に鋭い痛みがあることから、排便を控えがちになり、ますます便が硬くなり、硬い便が出ることでさらに切れるという悪循環に陥りがちです。
過度のいきみや血行障害により生じます。便秘で長時間トイレに座っていたり排便時にいきむと肛門部の血管がうっ血し、肛門部の皮膚にいぼのような腫れが見られます。
肛門の周辺に穴ができて、そこから膿が生じる疾患です。痔ろうになる原因は主に下痢ですが、下痢の原因に便秘が潜んでいることもあります。
便秘は症状が長引くと、腹部の膨満感や痛みが継続し、そのことで生活の質も下がり、便秘がさらなるストレスの原因にもなり悪循環を引き起こしかねません。
また様々な病気を引き起こす原因にもなりますので、ただの便秘だとあなどらず、早めに対策をたて、酷い場合は病院でしっかりと受診しましょう。