便をつるんと出す
男女問わず、便秘と診断される方は、年々増加傾向にあると言われています。年齢別でみると、男女ともに20代後半、30代後半は便秘自覚者が多いという特徴があり、年齢が上がるにつれて男女差はなくなっていきます。
便秘になる原因は様々ですが、放置しておくと心身ともにストレスとなり、他の疾患の発生とも関連すると言われているため、日々の生活から気をつけることが大切です。
※自覚=慢性的な便秘である・生活スタイルや環境などで一時的に便秘になる・下痢と便秘を繰り返すのいずれか
※N数(男女それぞれ15,000人対象の弊社調査/19年8月実施)
便秘は女性に多いイメージがありますが、男性もどの年代においても便秘を自覚している人が3割程度いるようです。長時間のデスク作業や日々のストレス、運動量の低下、高齢化などの影響を受けるのは男性も同じであり、便秘に悩む男性は決して少なくありません。
便秘の原因や症状は様々ですが、日本内科学会では「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」とされています。以下の項目に当てはまる場合は、便秘の可能性がありますのでチェックしてみましょう。
食べた物が、便として出てくるまでの消化器官は約9mもあり、中でも腸は8m近くあります。小腸で栄養素が消化吸収され、大腸で消化されなかった食物から水分を吸収して、便がつくられます。
症状が軽い場合は生活習慣や食事を見直すことで改善する場合もありますが、誤ったケアは症状を悪化させる場合がありますので、症状にあったケアやお薬選びが大切です。
ひとくちに便秘といっても、タイプや原因は人によって様々です。主な原因としては、以下の3つに分類されます。
自分の便秘がどのタイプに当てはまるかをチェックしましょう。
便が直腸に達しても排便反射が起こらず、直腸に便が停滞して、うまく排便できなくなるタイプ。
腸管の緊張がゆるんでしまい、ぜん動運動が十分行われないため、大腸内に便が長くとどまり、水分が過剰に吸収されて硬くなるタイプ。
副交感神経の過度の興奮によって腸管が緊張しすぎてしまい、便がうまく運ばれずに、ウサギのフンのようなコロコロとした便になるタイプ。