ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎は、副鼻腔に膿(うみ)がたまることが原因で、鼻がつまったり、嫌なニオイがしたりといった不快な症状が起こる病気です。ちくのう症(蓄膿症)には「急性」と「慢性」があり、男性だけでなく、女性でも子供でも発症します。
風邪・花粉・ストレスや、カビなどの菌が原因により、鼻の入り口の鼻腔が炎症しその症状が長引くと、鼻の奥の副鼻腔に炎症が起こります。さらに、副鼻腔の炎症が長引くと炎症部分に膿(うみ)が発生。この状態がいわゆる
ちくのう症(蓄膿症)と呼ばれます。
副鼻腔の炎症が長引き、粘膜の腫れが続いて慢性化すると、鼻茸(はなたけ)がみられ、
鼻腔をふさいでひどい鼻づまりになります。
膿(うみ)がたまってくると、副鼻腔内の粘膜が腫れ、鼻腔へ通じる小さな穴がふさがってきます。
そうすると、強い鼻づまりを感じることもあります。
風邪やアレルギー性鼻炎の鼻水は、透明でサラサラしていますが、炎症が副鼻腔にまで及んで、ちくのう症(蓄膿症)になると、粘度のある黄色の鼻汁に変わります。 さらに症状がすすむと緑色の鼻水になることも。
頭がもやもやして、集中できない、ボーッとして思考力が落ちるといった声や疲れやすいという悩みも聞かれます。こういった症状から、勉強や仕事など、日常生活に支障が出ることもあるようです。
ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎では、鼻汁がノドの方に垂れて、ネバネバするという症状も特徴的で、この症状は「後鼻漏(こうびろう)」と言われます。気持ち悪いのはもちろん、声が上手に出せなかったり、咳が出て夜眠れないといった方もいます。
一見、鼻とは関係なさそうな症状ですが、頭が重だるい、歯や目、鼻の周りが痛いといった症状もちくのう症(蓄膿症)が原因のことも。これは、副鼻腔内に膿(うみ)がたまり、顔を圧迫することで起こります。人によっては虫歯ではないのに歯が痛くなる場合もあります。
ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎になると、鼻汁が臭う場合もあります。
そのため自分が臭いと感じたり、なかには口臭が気になるという方も。
鼻がつまることによって、臭覚が落ち食べ物のニオイが分からない、
さらには味がしないといったことも感じることがあります。
ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎は大きく5つの症状レベルに分けることができます。
風邪・花粉・カビなどが原因で、鼻の粘膜が炎症を起こし、鼻がつまり、鼻水がでるなどの鼻炎の諸症状が発生します。
副鼻腔の換気が悪くなり、菌が繁殖します。
菌の繁殖が原因で、副鼻腔が炎症します。
さらに悪化すると、副鼻腔の炎症部分に膿(うみ)が発生。
透明な鼻水から、ドロッとした黄色の鼻水に変わります。
鼻水が増えてきて、鼻水が鼻の奥から喉(のど)に落ちていく「後鼻漏」の症状がでることがあります。
この状態が、長引くと・・・
副鼻腔の中に膿(うみ)がたまることで、鼻の周りや顔面が痛くなったり、頭痛などの症状が強くなります。
意外かもしれませんが、ちくのう症(蓄膿症)も口臭の原因となります。なぜ鼻の病気のちくのう症(蓄膿症)が口臭の原因になるかご存じですか?
副鼻腔に溜まった膿はやがて悪臭を放ち、それが吐息と混ざって呼吸時に放出されるため、口臭となって臭います。
そのニオイは独特で、魚や生ゴミなどの生臭いニオイに近いと言われています。そんなニオイが自分の鼻の中から絶えず臭うなんて・・・想像できますか?
また鼻の中に膿がたまっている為、鼻で呼吸をしても悪臭が放たれています。
また、口呼吸が多くなることで、口の中が乾燥すると雑菌が繁殖しやすくなるため、
膿のニオイと一緒になってますます口臭がひどくなったり、虫歯や歯周病にまで発展する可能性もあります。
ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などで、鼻水が増えてくると、水様性あるいは粘性の鼻水が、鼻の奥から喉(のど)に落ちていくことがあります。この症状を、「後鼻漏」と呼びます。
痰として吐き出されたり、咳が出たりするため、風邪が長引いていると間違われることがありますが、ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎の可能性もあるので、早めに病院の診察を受けましょう。
20〜60代の約14.0%もの⼈が、今まで、ちくのう症(蓄膿症)・副⿐腔炎にかかった経験があります!また、1年以内にちくのう症(蓄膿症)・副⿐腔炎だと感じた⼈は、6.5%も!(※1)
単なる⿐づまりと思っているあなたも、もしかするとちくのう症(蓄膿症)・副⿐腔炎かもしれません。
ちくのう症(蓄膿症)・
副⿐腔炎経験あり
1,093万⼈(約14.0%)
最近1年以内にちくのう症(蓄膿症)・
副⿐腔炎を感じたことあり
507万⼈(約6.5%)