1日1回の服用で効く
正解は…
鉄分の吸収率を下げるのは
(発芽玄米は大丈夫です)
鉄はもともと体内では吸収されにくい成分です。動物性食品に含まれるヘム鉄の吸収率は15~25%、植物性食品に含まれる非ヘム鉄の吸収率は2~5%しかありません。鉄の吸収率をUPするためには、食べ合わせも大事なポイントです。
・ 肉、魚のヘム鉄
・ ビタミンC(果物、ジュース)
・ 調味料(醤油、酢)
・ 穀物食品、納豆、ぬか
・ タンニン(茶、コーヒー、ココア)
・ カルシウム(ミルク、乳製品)
体内に吸収されにくく不足しがちな鉄分ですが、日常生活の工夫で鉄分の吸収量を上げることができます。
鉄製の調理器具に変えてみる
調理の際に鉄器や鉄鍋などを使用すると、食品に吸収されやすい鉄分が溶け出すため手軽に鉄分が摂れます。
コーヒーは水出しコーヒーがおすすめ
タンニンは水に溶け出しにくい成分のため、コーヒーはお湯で抽出するよりも水出しで淹れる方がカフェイン・タンニンが少なくなります。1日に何杯もコーヒーを飲む人は、水出しコーヒーに変えてみるのも効果的です。
お茶は緑茶よりも麦茶やほうじ茶を
麦茶はタンニン・カフェインが含まれていないので、鉄の吸収率を阻害する心配がありません。お茶の渋みが強いとタンニンが強い傾向があるため、お茶を飲む際は渋みの少ないほうじ茶や番茶を選んでみましょう。
食品添加物にも気にかける
インスタント食品や加工肉(ハムやソーセージなど)、スナック菓子、冷凍食品などには鉄分の吸収を妨げる食品添加物が含まれています。鉄分の吸収を妨げる代表的な食品添加物はリン酸ナトリウムやリン酸カリウムです。過度に心配する必要がありませんが、摂りすぎないことを心がけることも大切です。
腸内環境を整える
悪玉菌が多い腸内環境では、鉄の吸収率が悪くなるため腸内環境を整えることも重要です。鉄の吸収率をアップするために、善玉菌を意識した食生活をバランスよく摂ることが大切です。
鉄分不足を補う食べものって何?
貧血の対処法