小林製薬は名古屋で創業した合名会社小林盛大堂をルーツとし、
その後大阪に移り株式会社小林大薬房を創立し、2017年1月に100期を迎えました。
当社の企業スローガンは「あったらいいなをカタチにする」です。
お客様のお困りごとを解決するために従業員の一人一人が日々アイデアをひねり出し、
他にはないユニークな新製品を開発しております。
今後もさらにアイデア出しに磨きをかけ、
世の中の様々なお困りごとを解決できるように努めてまいります。
これからも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
以下に当社の創業からの歩みを紹介いたします。
ユニークな製品の歴史と合わせてご覧ください。
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1960年代、肩こり対処薬といえば貼り薬が主流の時代。ある男性社員が肩に貼り薬を貼ったままデートに行ったところ、相手の女性から「年寄り臭い」「かっこ悪い」と振られてしまったという経験がきっかけとりなり、見えない肩こり薬「アンメルツ」が誕生しました。
発売当初の「アンメルツ」の新聞広告
「孫の手」のアイデアから生まれた「アンメルツヨコヨコ」。塗布部を横に向ける思い切った発想で大ヒット。
2016年、「アンメルツNEO」発売。処方とロングボトル容器にこだわった発売50周年の集大成。
1960年代、高度成長期の団地の急増で生活様式が変化。さらに女性の社会進出が増加し始め、家事の効率化にも強い関心が寄せられていました。アメリカから帰国した現・会長の小林一雅は、「やがて日本でもトイレの水洗化が進みアメリカのような快適空間にしたいというニーズが生まれる、水洗トイレ用芳香洗浄剤は、必ず受け容れられる」という確信のもと開発をスタート。社内で反対する声も多い中、4年の歳月を経て初代「ブルーレット」を発売しました。
1960年代、日本は急速な経済発展を続けていましたが、トイレの水洗化率は20%程度でした。日本のトイレの水洗化が進み、快適な空間にしたいというニーズが生まれることを予測し、4年の開発期間を経て、1969年に「ブルーレット」が誕生しました。
トイレは和式から洋式に、床はタイルからフロアシートが一般的になり、トイレ空間は「清潔な空間」に進化しました。「ブルーレット」も固形から液体へと進化し、年間売上は100億円を超えるブランドへ成長しました。
トイレはより省スペース化・節水化したタンクレスタイプが普及しつつあります。タンクレストイレにも対応するため、現在、便器に張り付けるタイプ「ブルーレット デコラル」・「ブルーレット スタンピー」の育成に注力しています。
水洗トイレ用芳香洗浄剤「ブルーレット」に続き、心地よい香りでトイレをより快適空間にしたいという願いから開発スタート。オイルショックでトイレットペーパーを取り合いするような時代に、こんな贅沢品は売れないという社内の反対の中、現・会長の小林一雅は、「狭い日本の住空間、ニオイで困っている人はたくさんいるはずだ」という信念をもって開発を断行。日本初のトイレ用芳香剤「サワデー」は、発売後大ヒットし、その後の日本のトイレ環境を大きく変えていくことになります。
発売から40周年を迎えた2015年、ブランドロゴを英字「Sawaday」に統一し、自分の好みな香りと、おしゃれな見た目で空気と気持ちを心地よくしてくれる上質な芳香剤として新たなスタートをきりました。
現在人気が高いのが、おしゃれなインテリアにもマッチするこだわりのデザインの「Sawaday香るStick」シリーズ。
新幹線の中で、外国人女性が人目を避けるようにしてデンタルフロスを使っている姿を後の開発担当者が見て、「あれは何だ」と衝撃を受けた事が始まりです。当時の日本には、一般的に普及していなかったデンタルフロスでしたが、日本人にも使いやすい爪楊枝の形を取り入れる事で、簡単に食べカスを取り除ける形に作り上げる事ができました。「入りやすさ」と「からめやすさ」を求め、糸の本数を1本⇒200本⇒6本と改良を重ね、現在の糸ようじが完成しました。
CMの変遷その1…発売時
CMの変遷その2…特徴となった6本入りの誕生
CMの変遷その3…医師の推奨
額に貼って熱を発散できる使い捨てシートを製品化できないかと開発がスタート。どんな素材で実現するか、当時の開発担当3人が居酒屋で話をしている時に、刺身こんにゃくが落ちて手に。そのときのひんやり気持ち良い冷たさがヒントになり、メントールを配合したジェルをシート状にする熱さまシートが誕生しました。
繰り返し改良を重ね、2001年、冷却持続時間が8時間に。
熱さまシートの海外展開は、1996年香港からスタート。その後、東南アジア、米国、欧州と順次エリアを拡大し、今では海外売上が半数を占めるグローバルブランドに。
小林製薬本社(大阪市)では熱さまくんがお出迎え。
当時「目を洗う」という商品は既に他社から発売されていましたが、当社では誰向けの商品なのかという分かりやすさを重視し、「コンタクトを使う人向け」にターゲットを絞りました。その結果、目の乾燥やアレルギー等に悩むコンタクトユーザーへ、商品コンセプトがストレートに伝わり大ヒットとなりました。コンタクト装着者用でヒットした為、「メガネユーザー用」「裸眼用」という横展開の提案があったものの、商品コンセプトが薄まってはいけないという、現・会長の小林一雅が当時の企画担当者に強く反対したという裏話もあります。
2005年、今では一番人気のアイボンWビタミンを新発売。
色をつける事でコンタクトを外した状態でも液が注ぎやすくなりました。