扁桃腺のはれ・痛みに
扁桃腺がはれるということは、 体の免疫力が低下し、扁桃腺に病原体が増殖しやすくなっている証拠です。
日頃から病気にかからないよう予防し、免疫機能を高める生活を心がけることが大切です。
ビタミンCやビタミンEを多く含む果物や野菜は、免疫力を高めるうえに、炎症などを抑える効果を期待できます。
豆腐や味噌、醤油、漬物、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品は腸内の環境を整える善玉菌を多く含んでいます。免疫力アップのためには、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えることが大切です。
きのこ類には食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。中でも注目なのがきのこに多く含まれるβ-グルカンという食物繊維。免疫力強化が期待できる成分です。
蜂蜜には、殺菌作用があります。さらに保湿効果の高い分子構造になっており、乾燥から喉粘膜を保護する力があります。
疲労やストレスが溜まることで、体の抵抗力や免疫力が低下すると、扁桃腺にウイルスが増殖しやすくなってしまいます。適度な運動や気分転換で自律神経の働きを安定させることを心がけましょう。
扁桃腺に異変を感じたら
日々忙しく病院に行く暇がない現代人にとって、炎症を鎮めるなどの効果を持つ薬局・ドラッグストアのお薬は、時として強い味方になります。
セルフチェックなどを行い、症状に応じて薬局・ドラッグストアのお薬を早めに試してみるのも対処の一つです。
また、日頃から手洗いうがいやマスクをすること、十分な休養を取るようにすることで扁桃炎を未然に防ぐ努力をしましょう。
一方で、扁桃炎は、多様な原因が考えられる病気で、医療機関でないと治せない種類があります。
薬局・ドラッグストアのお薬で5〜6日対処しても症状の改善が見られない場合や症状が悪化した場合には、すみやかに医療機関などに御相談ください。
のどのあたりが変だな、いつもと違うなと気がついたら無理をされず、早めに対処することを心がけてみてください。
医療法人拓晃会
よこかわクリニック
院長・医学博士
横川 晃治 先生
大阪府吹田市にあるよこかわクリニックは、内科・小児科、皮ふ科を診療するクリニックです。