【泌尿器専門医 監修】 尿もれの対処法

尿もれは膀胱を支えている骨盤底筋群の筋肉や、尿道括約筋が弱ってしまうことなどが原因で起こります。そんな尿もれの対処法についてご紹介致します。

監修医師プロフィール

菅谷公男先生

医療法人センダン
北上中央病院

専門:泌尿器疾患(特に排尿障害)

菅谷公男先生の写真

昭和56年、筑波大学医学専門学群卒業後、筑波大学、秋田大学、旭川医科大学、ピッツバーグ大学、琉球大学を経て現職。
㈱サザンナイトラボラトリー代表取締役社長、旭川医科大学客員教授。
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医・指導医、日本超音波医学会専門医・指導医、日本排尿機能学会専門医。

手軽にできる尿もれ予防と対策

1.骨盤底筋体操

骨盤底筋群の筋力をつけ、尿道が閉じる力を強くすることで尿もれを改善します。
はっきりとした効果を感じるようになるまでは2,3か月ほどかかるのが普通で、じっくりと継続して取り組む姿勢が大切です。

骨盤底筋体操の方法

<方法>
①枕に頭をつけて仰向けになり、全身をリラックスさせます。
 このとき、膝を立て両足は30cmほど開きます。
②肛門と尿道(膣)を5秒間締め、ゆっくりと力を抜きます。
③10秒間ほどの休憩をはさみながら、②を20回繰り返します。
④③を1日4、5回行います。
⑤携帯(スマホ)に、朝、昼、夕、寝る前など体操時刻をアラーム設定しておくと体操の継続に役立ちます。

2.漢方八味地黄丸

漢方八味地黄丸

漢方における尿もれは腎気が虚した状態、いわゆる「腎虚」の症状と考えられています。腎虚とは、加齢などにより腎泌尿生殖器の活力が衰え、体全体の活気や潤いが無くなった状態です。その際、下半身が冷えて足腰の筋力低下や倦怠感があらわれたりします。八味地黄丸は腎虚を補う代表的な薬で、特に下半身に力が入らなかったり、冷え、しびれがある方に良く効くと考えられます。

3.尿もれパッド

尿もれパッド

尿もれが軽い場合には尿もれパッドもおすすめしています。月経用のパッドでは吸収量が少なく、尿がにじむとべたつくので尿もれには向きません。べたつくと不快で何度もトイレに行くようになるので、症状が悪化する可能性があります。

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