5代将軍綱吉の時代、元禄3年(1690年)のころに大坂・道頓堀の高津(こうづ)で和漢屋の主人である初代伊藤長兵衛さんが創製したのが「丸薬七ふく」の始まりとなります。
当時の商品名は『毒下し薬 ひゑくすり』といい、排泄をうながし、おなかの中にたまっている悪いものを排出すれば万病が治ると考えられていました。
万能薬として全国に広まると、同じ商品名のものが出回るようになったため、“七服分”という意味の『七ふく』を頭につけたと言われています。
現在のネーミングになったのは、明治30年代。大正、昭和と時代が移り変り、『毒下し薬』から、現在の『丸薬七ふく』となりました。
2014年12月、『丸薬七ふく』の製法・ブランドを小林製薬に譲渡。
300年の伝統を受け継ぎ、現在は小林製薬にて丸薬七ふくを製造販売。