全社員参加経営

提案制度による「全社員参加経営」

小林製薬グループでは、行動規範の一つである「社員一人ひとりが主役」の考え方のもと、「全社員参加型経営」を推進しています。
その具体策の一つが、社長から新入社員まで職種や社歴に関係なく全従業員が参加できる「アイデア提案制度」です。年間約3万件以上の提案の中からは、大ヒット製品に成長したものも数多くあります。
また、他部署の「もっとこうしたら良いのに」を直接該当部署に提案する「改善提案制度」は、従業員の経営参画意識を高めています。アイデア提案と改善提案を合わせ4万件以上の提案が集っています。

“あったらいいな”プレミアムディナー

提案制度では、提案件数や提案内容に応じてポイントが与えられます。
年に一度、ポイント獲得上位者を集めて社長や会長を囲んでの夕食会が催され、高い問題意識を持った日ごろの取り組み姿勢に対してねぎらいの言葉が贈られます。

全社員アイデア大会

2014年から全社員で新製品のアイデアを考える「全社員アイデア大会」という会議を行っています。これは、小林製薬グループの全社員が当社の創立日である8月22日に各人で新製品のアイデアを出し合い、投票等で優れたアイデアを選抜していくものです。勝ち上がった事業部ごとの代表アイデアを役員にプレゼンし、入賞したアイデアは実際に発売する事を目指しています。この活動は小林製薬グループならではの活動として、毎年開催しています。

全社員アイデア大会発、漢方薬『テイラック』のヒット

2020年4月に発売した低気圧などで不調を感じる方向けの漢方薬『テイラック』(第2類医薬品)は、2017年の大会において、お客様相談室所属の社員が提案したアイデアが元となり誕生しました。
全社員アイデア大会を通過した後、開発事業部にバトンが渡され、ブラッシュアップと検討を経て発売に至り、以来順調に売上を伸ばしています。

本大会発で、開発部門以外の社員のアイデアが製品化につながり、ヒットするという成功体験を得られたことで、社内の士気も上がり、全社一丸となって「製品を開発・育成しよう」という意識が高まっています。