私たちの身体は、常に一定の温度に保たれています。これを「平熱」と言って、一般的には36〜36.5℃と言われています。でもこの平熱には個人差がありますし、同じ人物でも時間や活動状態、また、測定する場所によっても違ってくるもの。1日の熱の変化は、通常1℃以内。それ以上だと「発熱」になります。
1日の変化
起床時は低く、その後徐々に上昇。午後3時頃をピークに徐
々に低下して午前2時頃が最も低くなります。だから、体温
の状態を正確に知ろうとする場合には1日4回程度の検温が必要なんです。
活動による変化
食事や運動、入浴などで、体温は上昇します。検温をする場合は、その後30分程度経ってからが望ましいでしょう。
測定場所による差異
私たちが検温する場合、腋の下、口の中(舌下)、耳の中(鼓膜面)の温度を測るのが一般的ですが、温度の高さは腋の下<口の中<耳の中となっています。このうち、体内の温度を比較的正確に反映しているのが、耳の中の温度なんです。