肥満症とメタボリック
シンドロームとは?

「肥満」とは?

肥満の基準値 BMI25以上

「肥満」とは脂肪が一定以上に多すぎる状態のこと。肥満かどうかは、ふつうBMI (ボディ マス インデックス=肥満指数)で判定します。BMIが25以上であれば日本では肥満とされます。欧米では、WHO基準のBMI30以上が肥満ですが、日本人は重度の肥満でなくても、高血圧などの生活習慣病にかかりやすいため、25が日本の基準になっています。

※BMIは、身長からみた体重の割合を示す指数。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められ、肥満度が簡単にわかります。

あなたのBMIがすぐに分かる肥満度チェック

「肥満症」とは?病気なの?

「肥満症」は、医学的にみて減量の治療が必要な肥満のことで、「肥満症」と診断されると病気として扱われます。

その診断基準はBMI ≧25 で男女共にCTで測定した内臓脂肪面積が≧100cm2を有する場合、
またはBMI ≧25 で 11 の肥満関連疾患のうち 1 つ以上の健康障害を合併している場合とされています。
※肥満症ガイドライン2016

【肥満関連疾患】耐糖能障害、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患、脳梗塞、脂肪肝、月経異常及び妊娠合併症、整形外科的疾患、肥満関連腎臓病、睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群

放っておくとこわい
「メタボリックシンドローム」

今や常識の「メタボリックシンドローム」。お腹まわり85と90という数値だけが有名になっていますが、血液検査などの数値も重要です。以下に当てはまる人は、メタボリックシンドロームとなります。
心筋梗塞などの命に関わる病気のもとになる動脈硬化が進行しやすい状態なので、生活習慣の改善が必要とされます。

メタボリックシンドロームの判断基準
必須項目に加えて、選択項目のなかで2つ以上にあてはまれば、あなたは「メタボリックシンドローム」です。

必須項目➡内臓脂肪蓄積 + 選択項目➡1~3のうち2つ以上に該当

  • ※CTスキャンなどで内臓脂肪量測定を行うことが望ましい。
  • ※ウエスト径は立位、軽呼気時、臍レベルで測定する。脂肪蓄積が著明で臍が下方に偏位している場合は、肋骨下縁と前上腸骨棘の中点の高さで測定する。
  • ※メタボリックシンドロームと診断された場合、糖負荷試験が薦められるが診断には必須ではない。
  • ※高トリグリセリド血症、低HDL-C血症、高血圧、糖尿病に対する薬剤治療をうけている場合は、それぞれの項目に含める。
  • ※糖尿病,高コレステロール血症の存在はメタボリックシンドロームの診断から除外されない
  • ※日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓病学会、日本血栓止血学会、日本内科学会の8学会が日本におけるメタボリックシンドロームの診断基準をまとめ、2005年4月に公表しました。

中高年男性の3人に1人が肥満

成人男性の約30% 腹囲85cm以上 ※厚生労働省 令和元年 国民健康・栄養調査報告

厚生労働省のデータによると、30~60歳代の中高年男性では約3人に1人が肥満です。

日本人は欧米人よりも肥満の人が少なく、太りにくい体質といわれています。しかし、肥満が軽度であっても、肥満に伴う合併症の有病率が高いことがわかっています。

肥満は単なる見た目、の問題ではなく、危険な生活習慣病のもとなのです。
血圧や血糖値、血中脂質が少し高めの状態に、肥満が加わると“健康に対するリスク”が急激に高まることも報告されています。

日頃から肥満にならない生活習慣を心かけましょう!

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