本気の肥満症対策に!!
脂肪は、身体の蓄積部位によって、「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に分けられます。どちらも中年を過ぎると蓄積しやすくなることから、若い頃と比べて健康体型の維持が難しくなります。特にウエストサイズが男性で85cm、女性で90cmを超えると、内臓脂肪の過剰な蓄積が疑われます。
実は、この腹部の「内臓脂肪」と「皮下脂肪」は、ほとんどが「中性脂肪の塊」なんです。
内臓脂肪が蓄積すると代謝機能に影響を与え、様々な生活習慣病の発症に繋がるといわれています。
ほとんどの生活習慣病は症状のないまま進行するため、症状を自覚する頃にはかなり進行していることが多くなっています。しかし、生活習慣病の発症前の身体には、必ず何らかの変化が表れています。そのひとつが内臓脂肪の蓄積を示すウエストサイズの増大なのです。
「病は気から」と言われますが、もっと注意すべきは、
「内臓脂肪」ではないでしょうか。内臓脂肪は臓器に
直接蓄積するため、放っておくと様々な生活習慣病を
引き起こすと言われています。
肥満症には早めの対処を心がけましょう。
中年以降の脂肪体型についてはリンゴ型と洋ナシ型の2つが知られています。
リンゴのようにお腹の周りに多く脂肪がつくタイプ。内臓脂肪が多い。中年以降の男性または閉経後の女性にも多い体型。
洋ナシのように腰、お尻、太ももに多く脂肪がつくタイプ。皮下脂肪が多い。中年以降の女性に多い体型。
内臓脂肪対策には、「目標設定」と「続けること」が大切です。
BMI22の体重が、最も病気になりにくい状態だと言われています。目標体重を設定し、それに向けて毎日体重を記録してみましょう。ある程度体重が減ってくると、停滞期が来るのは当たり前。焦らず継続してみましょう。
※BMI=体重㎏÷(身長m)2
油っこいものなど、脂質の量を制限すると内臓脂肪を落とす効果が高いことがわかっています。夕食では揚げ物を避けるなどの対策をしてみましょう。
また、食事の時間が乱れると肥満など生活習慣病のリスクが高まると考えられています。特に就寝する直前に夕食をとると内臓脂肪の燃焼量が減少し、体重も増えやすくなります。就寝前に食事をとる場合は、ごはんやパンなど主食だけに偏る食事は避け、栄養バランスのよい食事をとることを心がけましょう。
内臓脂肪を落とすには、有酸素運動が良いとされています。
日常生活に「ひと駅分歩く」や「階段を上る」などの運動を入れてみましょう。
運動や食事制限以外にも
医薬品を使うというのも選択肢の1つです!