いぼ痔が出血するメカニズム
肛門に負担がかかると周囲の血行が悪くなります。その状態が続くと肛門のクッション部分がうっ血し、緩むことで、いぼのように膨らんだ「いぼ痔」となります。
いぼ痔の内部は水風船のように血液がたくさん入って膨らんでいる状態で、表面に傷がついたり圧力がかかると出血することがあります。特に内痔核の場合は痛みがないのに勢いよく出血するため、驚くケースが多いと言われています。一方、外痔核は下着などと摩擦が起こり、出血することがあります。
痔の可能性がある出血
いぼ痔の場合
・ぽたぽたたれる程の出血
・便器が真っ赤になる程の出血
・痛みを伴わない出血(内痔核)
・痛みのある出血(外痔核)
・すじ状の血が便につく など
出血の度合や量はさまざまで、
いぼ痔の状態によっても変わります。
まずは自分のいぼ痔の状態をチェックしてみましょう。
切れ痔の場合
・紙につく程度の出血
・少量の出血 など
痔の出血への対処法
痔による出血の場合、肛門に負担をかけない生活を心がけることや市販薬を使うなどのセルフケア、病院を受診するなどの対処法があります。しかし、出血は痔以外にもポリープや癌による可能性もありますので、気になる出血の症状があれば早めに医療機関を受診するようにしてください。