障がいや病気に悩む子どもたちとそのご家族にとっての“あったらいいな”をカタチにする
「公益財団法人 小林製薬青い鳥財団2022年度贈呈式・交流会」開催
公益財団法人 小林製薬青い鳥財団(所在地:東京都港区、理事長:小林 章浩、以下「本財団」)は、2022年12月2日(金)に贈呈式・交流会を開催いたしました。
本財団は、障がいや病気に悩む子どもたちとそのご家族にとっての「“あったらいいな”をカタチにする」ことを目的に、そうした方々の支援に取り組む団体や関連事項の調査研究に取り組む方々を支援しています。
第6期目を迎えた今年度は、発達障がい者(児)の身だしなみサービスを提供されている団体や、ダウン症・発育困難等の障がい児とその家族への育児支援活動をされている団体など、顕彰事業(小林製薬青い鳥財団賞)1件、助成事業として支援活動15件、調査研究6件に対し、表彰と助成金の贈呈を行いました。また、贈呈式後の交流会では、今年度の採択者だけでなく、オンライン開催であった過去2年(2020年度、2021年度)の採択者もご参加いただき、情報交換がなされました。
贈呈式の様子
冒頭の理事長挨拶では、コロナ禍で多くのご苦労をされている採択者の皆さまへのねぎらいと、今後も財団として支援を継続していくことを約束する旨が述べられました。続いて今年度の全採択者から活動を紹介いただきました。その後、採択者の皆さまを代表して、「特定非営利活動法人セルフ」安永様(小林製薬青い鳥財団賞)へ賞状とトロフィーの授与、「地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター」稲田様(調査研究助成)、「一般社団法人チャイルドレスキューセンター」草間様(支援活動助成)に対し、目録の授与が行われました。
小林製薬青い鳥財団賞 安永様
調査研究助成 稲田様
支援活動助成 草間様
交流会
贈呈式に続いて、今年度の採択者だけでなくオンライン開催であった過去2年(2020年度、2021年度)の採択者も交えた交流会が開催されました。交流会では、情報交換の場としてお互いの交流を深めていただきました。
<参考資料>
【2022年度 顕彰先(小林製薬青い鳥財団賞)】
名称 | 所在地 | 主題 |
---|---|---|
特定非営利活動法人セルフ (代表者:安永 康子) |
佐賀県 | 発達障がい者(児)の身だしなみサービスを提供し健やかに暮らせる地域社会創生 |
【2022年度 助成先一覧】
支援活動
※以下順不同
名称 | 所在地 | 主題 |
---|---|---|
一般社団法人チャイルドレスキューセンター (代表者:草間 裕子) |
東京都 | ダウン症・発育困難等の障がい児とその家族への愛着形成及び発達促進の育児支援活動 |
特定非営利活動法人芸術家と子どもたち (代表者:堤 康彦) |
東京都 | アーティストによる双方向動画コンテンツを通じた病児の心のケア活動 |
認定特定非営利活動法人スマイルオブキッズ (代表者:松尾 忠雄) |
神奈川県 | 病気や障害のある子どものきょうだい児を支援するための、預かり保育とシンポジウム |
おおさかチルドレンズクワイア カラフル (代表者:宮﨑 佐弥香) |
大阪府 | 2023年11月23日大阪城音楽堂にて開催する第3回チャイルドケモハウス・チャリティーコンサート開催計画 |
一般社団法人地域公益推進機構 (代表者:小倉 順子) |
埼玉県 | 障がい児者の自助・自立を応援する『ちゃれんじど料理教室2023』 |
Learning Crisis研究会 (代表者:柴田 邦臣) |
東京都 | COVID-19下で揺らいだ「社会に関する学び」を支える「オンライン社会科見学」 |
Mテラス(代表者:三代澤 幸秀) | 長野県 | シリアスゲームによる児童発達支援施設体験 |
全国医療的ケアライン(代表者:宮副 和歩) | 東京都 | 医療的ケア児と家族のQOL向上に向けた情報交換や社会啓発イベントの開催 |
一般社団法人スペサポ(代表者:鈴木 啓吾) | 東京都 | 医療的ケア児の家族が同じ境遇の家族や支援者と繋がるコミュニティサイトの開発 |
認定特定非営利活動法人スマイリングホスピタルジャパン (代表者:松本 惠里) |
東京都 | 病院、施設にて難病や障がいと闘う子どもたちに芸術プログラムを提供する活動 |
鶴ヶ丘一丁目町内会(代表者:鶴谷 民司) | 宮城県 | 特別支援学級の子ども達の地域体験と創作学習を支援するコミュニティ・プレゼント活動 |
のんのこ支援塾(代表者:高谷 有美) | 長崎県 | 特別な支援で輝く子どもたちのための「わかる・楽しい勉強塾」 のんのこ支援塾 |
特定非営利活動法人東京こどもホスピスプロジェクト (代表者:佐藤 良絵) |
東京都 | 小児がんや難病等の生命を脅かす病気とともに過ごすこどもの希望を叶える、ドリームルーム事業 |
一般社団法人みんなのレモネードの会 (代表者:榮島 佳子) |
神奈川県 | 小児がん患児・きょうだい児のピアノコンサート(みんレモ音楽会) |
特定非営利活動法人ワンダーアート (代表者:高橋 雅子) |
宮城県 | 病児の心を彩り、障がい児の潜在能力を引き出すホスピタルアートプログラムの実践 |
調査研究
名称 | 所在地 | 主題 |
---|---|---|
飯尾 美沙 関東学院大学 看護学部小児看護学 講師 |
神奈川県 | 小児喘息管理の継続支援アプリ”チャイルドアズマ”の効果検証 |
水野 智美 筑波大学 医学医療系 精神看護学・心理生活支援学 准教授 |
茨城県 | オンラインを利用した保護者・保育者に対する発達障害に関する相談システムの構築と効果検証 |
稲田 雄 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪母子医療センター 集中治療科 副部長 |
大阪府 | 小児入院患者の患者経験価値(patient experience,PX)の全国調査 |
小西 恵巳 立命館大学大学院 人間科学研究科 博士課程後期課程 |
京都府 | 食べることが困難な在宅療養児のひと口を支える親の経験 |
池澤 聰 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 臨床精神医学 客員研究員 |
東京都 | 小児・AYA期がん経験者(サバイバー)の心理社会機能に関する実態調査 |
高橋 優輔 東京大学医学部附属病院 精神神経科 医師 |
東京都 | 難病とともに身体・精神・社会的課題を抱える子どもとその家族の疲労の量的・質的研究 |
公益財団法人 小林製薬青い鳥財団とは
本財団は、障がいや病気に悩む子どもたちとその家族にとっての「“あったらいいな”をカタチにする」ことを目的に、小林製薬株式会社が創立100期を迎えた2017年に設立されました。
障がいや病気に悩む子どもたちとその家族の支援や調査研究をされている方々を幅広く公募し、その活動を支援することで、社会全体の「快」の増大に貢献することを目指しております。
<Webサイト>
URL:https://www.kobayashi-foundation.or.jp
次回、2023年度助成事業・顕彰事業の募集は、2023年6月より本Webサイトで告知予定です。
以上