ニュースリリース
品質問題を二度と繰り返さないために
全従業員で「品質・安全の日」の取り組みを実施
小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:山根 聡、以下「当社」)は、当社の紅麹関連製品事案(以下「本事案」)のような品質問題を二度と繰り返さないために、今一度、全従業員が本事案を振り返り、当社が引き起こした問題に向き合うとともに、従業員が自身の業務を内省する場として、本日3月21日に「品質・安全の日」の取り組みを実施いたしました。
【「品質・安全の日」について】
この度は、当社の紅麹関連製品に関しまして、お客様やお取引先様をはじめ当社に関係する様々な皆様に対し、多大なるご心配、ご迷惑をお掛けしておりますこと、改めて深くお詫び申し上げます。当社といたしましては、健康被害にあわれたお客様と損害を受けられたお取引先様に対する謝罪と補償を何よりも優先し、誠実かつ適切に実行してまいります。
昨年9月に当社が発表いたしました再発防止策*1の中で、本事案公表日である3月22日を「品質・安全の日*2」と制定し、本事案に関する社会全体の声・原因・当社の対応等を振り返り、「品質・安全ファースト」の風土の醸成・強化に資する取り組みを毎年欠かさず行うことをお伝えしておりました。
本事案の公表から1年を迎えるにあたり、全国の事業所、グループ会社に勤める全ての従業員約3,200名を対象とし、当社が引き起こした問題を従業員自身が自分事として向き合い、各職場において「品質・安全ファースト」で仕事ができているかを内省する取り組みを行いました。
当社は、本事案を絶対に風化させないという強い決意を持ち、お客様に安心して製品をご使用いただくために再発防止策を徹底して実行していくことを改めてお伝えいたします。皆様に心より信頼いただける企業を目指し、全社一丸となって信頼回復に努めてまいります。
*1 本リリースの【参考情報】に補足説明を記載しております。
*2 本年度は土曜日のため、営業日である3月21日に実施しております。
【当日の様子】
●社長の山根から従業員に向けて伝えた言葉(一部抜粋)
当社では、紅麹事案と同じ事を繰り返さないよう、そして、今回の反省の上に、より良き製品を作るメーカーとなるべく、昨年9月に再発防止策を公表しました。紅麹事案に関する社会からの声、原因ならびに当社の対応を振り返り、また再発防止策の進捗を確認した上で、小林製薬グループが世の中から必要とされる会社へと進化してゆけるよう、未来に向けた誓いを確認する日にしたいと思います。
補償への対応を誠実に進め、使命感と緊張感を持って、品質と安全を最優先で考える「お客様ファーストの経営」を進めねばなりません。具体的に何をどう変え進化させるべきなのか。それを考え実行するのは、小林製薬グループの私達一人ひとりです。
社長による説明の様子
全国から参加する従業員
●全従業員で内省をおこなう
前半は当社役員から本事案の振り返りや補償対応等の状況が説明され、これから当社が果たすべき事項について再度社内全体の認識統一を行いました。
その後、各部署に分かれ、意見交換や自身の業務を振り返るディスカッションを実施しました。
前後半ともに、全国の事業所、グループ会社に勤める従業員が皆で品質・安全についての内省を行い、今後の仕事における決意を新たにしました。
各部署に分かれてのディスカッション
【参考情報】
*1「再発防止策」について
昨年9月17日に、再発防止策として下記「3本の柱」を発表し、取り組みを進めております。
本日実施しました「品質・安全の日」の取り組みは、1つ目“品質・安全に関する意識改革と体制強化”および3つ目“全員が一丸となって創り直す新小林製薬”に関する内容の一つであり、「品質・安全ファースト」の風土の醸成・強化に資する取組みとして、毎年欠かさず行います。
なお、再発防止策に関するこれまでのリリースはこちらからご確認いただけます。