ニュースリリース

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2019年1月吉日

「キダチアロエエキス配合育毛製剤」に
毛髪の成長促進効果を確認
〜2018年12月20日 第83回SCCJ研究討論会にて発表〜

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林章浩)は、キダチアロエエキス配合育毛製剤が毛髪の成長促進(成長速度、および成長期毛率を増加)効果があることを確認しました。
本研究成果は、化粧品関連産業の技術者が集まる「第83回SCCJ研究討論会」において初めて発表いたしました(2018年12月20日)。

研究背景と結果概要

「キダチアロエ」は様々な効果を有し、古くから「医者いらず」と呼ばれ親しまれてきました。現在でも多くの食品や医薬品、化粧品の原料として活用されています。

小林製薬では特に「キダチアロエ」の毛髪成長の促進作用*1に着目し研究を進めてまいりました。2014年には細胞を用いた試験で「キダチアロエエキス」により毛成長関連因子の発現が上昇することを確認しました*2

今回、キダチアロエエキスとその他有用成分等を配合した「キダチアロエエキス配合育毛製剤」の人での育毛効果を調査し、毛髪の成長速度と成長期毛率が増加することを発見しました。

*1 J. Toxicol. Environ. Health, 39, 409 (1993)
*2 第32年会日本美容皮膚科学会総会・学術大会 (2014)

キダチアロエ

キダチアロエ

研究概要
  1. 1.キダチアロエエキス配合育毛製剤を人に使用した結果、毛髪の成長速度・成長期毛率がアップしました。
  2. 2.アンケート調査により、使用前と比較して11項目(ボリューム、抜け毛の減少、ツヤ、頭皮のうるおい等)における改善が認められました。

使用開始前 使用24週後 成長速度アップ 成長期毛率アップ

研究方法・結果

1.キダチアロエエキス配合育毛液製剤を人に使用した結果、毛髪の成長速度・成長期毛率1がアップ

被験者(成人男女24名)に、キダチアロエエキス配合育毛製剤を朝晩2回、24週間使用し、成長速度・成長期毛率の測定(図1・2フォトトリコグラム2による)および頭部全体写真撮影(図3)を実施しました。

結果、使用開始前と比較し、使用12週後には成長期毛率が増加することを確認しました。
使用24週後には成長速度および成長期毛率が増加することが確認され、キダチアロエエキス配合育毛製剤の人の毛髪に対する成長速度・成長期毛率の増加効果が認められました。

図1.成長速度・成長期毛率の測定結果

フォトトリコグラム※2結果

フォトトリコグラム※2結果

統計処理は対応のあるt検定にて実施
平均値±SD(標準偏差)
*p<0.05 **p<0.01(vs使用開始前)

図2.著効例:使用開始は休止期の毛が多いが、24週後は成長期の毛が多くなっている。

著効例(フォトトリコグラム※2):使用開始は休止期の毛が多いが、24週後は成長期の毛 が多くなっている。

図3.顕著例(全体写真):使用24週後は特に後頭部の薄毛が目立たなくなっている

顕著例(全体写真):使用24週後は特に後頭部の薄毛が目立たなくなっている

2.アンケートにより、11項目(ボリューム、抜け毛の減少、ツヤ、頭皮のうるおい等)において改善が認められました

被験者(成人男女24名)にアンケートを行った結果、全体のボリューム、生え際のボリューム、頭頂部のボリューム、ツヤ、ハリコシ、太さ、抜け毛の減少、朝起きたときの枕に残った抜け毛の減少、シャンプー後の抜け毛の減少、ふけ、頭皮のうるおいの項目において、使用開始前と比較し使用24週後で有意な改善が認められました。(図4)

図4.アンケート結果(11項目より抜粋)

アンケート結果(11項目より抜粋)

アンケート結果(11項目より抜粋)

統計処理はWilcoxon符号付順位和検定にて実施
*p<0.05 **p<0.01

お知らせ

本研究成果については、下記WEBページにも掲載しております。

用語解説

※1 毛髪の成長期

毛髪には成長期、退行期、休止期からなる周期的な毛周期があり、成長及び脱落を繰り返しています。薄毛や脱毛は、毛周期の乱れが原因であることが多く、男性型脱毛症(AGA)では成長期が短くなることで細く短い毛になると考えられています。また女性では休止期が長くなることで薄毛になる場合もあると考えられています。

※2 フォトトリコグラム

デジタルマイクロスコープを用いて撮影した拡大画像を用いて、毛髪の長さ、および成長期毛率を計測し効果を測定します。

以上