ニュースリリース
障がいや病気に悩む子どもたちとその家族にとっての“あったらいいな”をカタチにする
公益財団法人 小林製薬青い鳥財団
2023年度助成先および顕彰先決定のお知らせ
公益財団法人小林製薬青い鳥財団(所在地:東京都港区、理事長:小林 章浩、以下「本財団」)は、2023年6月6日から2023年7月31日にかけて「2023年度 助成事業・顕彰事業」の公募を行い、選考委員会における厳正な審査の結果、応募総数76件の中から計23件(総額5,000万円)の助成先・顕彰先を決定しましたのでお知らせいたします。2023年12月1日(金)には、贈呈式の開催を予定しております。
助成事業:支援活動17件、調査研究4件 顕彰事業(小林製薬青い鳥財団賞):2件【計23件】
本財団は、障がいや病気に悩む子どもたちとその家族にとっての「“あったらいいな”をカタチにする」ことを目的に、小林製薬株式会社(以下「当社」)が創立100期を迎えた2017年に設立し、これまでに延べ84件の助成先・顕彰先を支援してまいりました。
第7期目を迎える今年度も引き続き、障がいや病気に悩む子どもたちとその家族の支援や調査研究をされている方々を幅広く公募し、その活動を支援することで、社会全体の「快」の増大に貢献することを目指しております。
助成事業概要
対象分野 | 障がい・病気に悩む子どもたちとその家族が抱えている様々な医療・福祉上の支援活動および調査研究で日本国内において行われるもの |
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助成内容 | 1. 支援活動 / 1件100万円~500万円程度(5件~10件程度) 2. 調査研究 / 1件100万円程度(3件~5件程度) |
顕彰事業[小林製薬青い鳥財団賞]概要
応募資格 | 障がいや病気を抱える子どもたちとその家族が抱えている様々な医療・福祉上の支援活動及び調査研究において、著しい成果を収めた個人又は以下の法人等(日本国内において活動しているものに限ります) ●公益法人(公益社団法人または公益財団法人) ●一般法人(一般社団法人または一般財団法人) ●NPO法人(特定非営利活動法人、特例認定特定非営利活動法人または認定特定非営利活動法人) ●その他ボランティア団体、町内会など非営利かつ公益に資する活動を行う団体 |
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顕彰内容 | 受賞件数:2件程度 賞の内容:1件あたり、記念品及び副賞(300万円) |
※助成は「これから実施する活動」に対して、顕彰は「これまでの活躍・成果」に対して行われます。
【2023年度 助成先一覧】
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支援活動
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※以下順不同
名称 | 所在地 | 主題 |
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特定非営利活動法人ぷくぷくばるーん (代表者:加藤剛二) |
愛知県 | 旅する人形プロジェクト~人形がゆく! 小児病棟の子どもたちの夢の旅 |
一般社団法人チャーミングケア (代表者:石嶋瑞穂) |
大阪府 | チャーミングケアラボにてスペシャルキッズと家族のケアについて発信 |
特定非営利活動法人つなぐプロジェクト (代表者:奥村佳子) |
岐阜県 | 地域連携による特別な配慮を要する児をもつ母親への育児支援事業 |
認定特定非営利活動法人ラ・ファミリエ (代表者:檜垣高史) |
愛媛県 | 病気により入院・療育している子どもたちに学習の機会を届ける支援者育成事業 |
国立大学病院広島大学病院 (代表者:工藤美樹) |
広島県 | 小児がん長期入院患者のためのVRゲーム作りプロジェクト |
特定非営利活動法人バリアフリーセンター 福祉ネットナナの家 (代表者:皆河える子) |
東京都 | ポニーと子どもたちのフォトブック&解説ノート、シンポジウム |
パタカラプラス開発研究会 (代表者:三嶋博之) |
長崎県 | 先天性の障がいを持つ方々への運動機能のための遠隔トレーニング評価環境の実現 |
特定非営利活動法人幸せつむぎ (代表者:安井朝子) |
愛知県 | つむぎの展「Wa」~重症心身障がい児・医療的ケア児が創りだすアール・ブリュット展~ |
一般財団法人重い病気を持つ子どもと家族を支える財団 (代表者:細谷亮太) |
東京都 | 難病の子や重度障がいの子もリモート参加できるユニバーサル野球大会の開催とYouTubeライブ配信 |
NICO (代表者:若井万友美) |
神奈川県 | 長期入院中の子ども・障がいを抱えた子どもとご家族のための【デジタル学習教材】 |
特定非営利活動法人移植を受けた子どもと家族の会 (代表者:南田康一) |
大阪府 | 第12回臓器移植を受けた子ども達のサマーキャンプ |
特定非営利活動法人フローレンス (代表者:赤坂綠) |
東京都 | 「重度障がい児の甲子園」をeスポーツで実践!「新しいパラリンピック」の創造へ |
特定非営利活動法人タンデム自転車NONちゃん倶楽部 (代表者:津賀薫) |
愛媛県 | 自然豊かな辺境四国から「心が震える先には金色の道がある」プロジェクト |
特定非営利活動法人ドリームエナジープロジェクト (代表者:内海智子) |
神奈川県 | 障がいや病気による言葉の壁を取払い、彼らの豊かで個性溢れる心の世界を発見・共有 |
一般社団法人医療的ケア児等コーディネーター支援協会 (代表者:遠山裕湖) |
千葉県 | 障がいのある人々の排泄の快適さと持続可能な社会の実現を目指した人材の育成 |
一般社団法人スペシャルキッズサポート振興協会 (代表者:大舩一美) |
大阪府 | スペシャルキッズ・サポーター基礎養成研修の構築 |
認定特定非営利活動法人ゆいの会 (代表者:下村一美) |
愛知県 | 病気や障がいのある子どものきょうだい児の居場所 |
調査研究
名称 | 所在地 | 主題 |
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松岡 美智子 久留米大学精神科 医師 |
福岡県 | 精神疾患患者を親に持つ子どもを対象とした心理教育動画の作成と効果検証 |
小原 隆史 岡山大学学術研究院歯薬学域 助教 |
岡山県 | 重症小児救急患者の救急集中治療の現状と遠隔期アウトカムに関する追跡調査 |
澤田 なおみ 東京大学大学院医学系研究科 医療コミュニケーション学 分野 博士課程 ※社会人(国立成育医療研究 センター勤務中) |
東京都 | 日本の小児喘息診療におけるFamilyーCentered Careとその関連因子 |
渡邉 孝継 星美学園短期大学幼児保育 准教授 |
東京都 | 自閉スペクトラム症児の対人コミュニケーション促進による対人ストレス緩和効果の検証 |
【2023年度 顕彰先一覧(小林製薬青い鳥財団賞)】
名称 | 所在地 | 主題 |
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つぼみの会 (代表者:神嶋威) |
東京都 | つぼみの会(一型糖尿病患者と家族の会)が 60年近くに亘り行ってきた療育活動 |
特定非営利活動法人こどもコミュニティケア (代表者:末長美紀子) |
兵庫県 | みんな一緒に大きくなろう!医療的ケア児や発達障がい児もともに育ち合う共生保育の実施 |
<参考資料>
■選考方法
本財団のホームページ(https://www.kobayashi-foundation.or.jp)より応募期間内にエントリーいただいた事業に対し、2023年9月に選考委員会を開催し、その結果をもとに本財団の理事会にて最終決定いたしました。
■小林製薬による小林製薬青い鳥財団の支援について
当社では、「“あったらいいな”をカタチにする」をコーポレートブランドスローガンに掲げ、製品やサービスを通じてお客さまの生活・健康上のお困りごとを解決することを使命に、事業を展開しております。これは社会課題に対しても同様で、当社が取り組まなければ置き去りにされてしまう課題における“あったらいいな”の実現に取り組み、持続可能で快適な社会への貢献を目指しております。
本財団は、当社の創立100期の記念事業の一環として、本業とも関わりのある「健康」「福祉」領域の社会課題に対して、社業に影響されず安定的に、より専門的に活動できる仕組みを作ることを目的とし、2017年に設立いたしました。当社では本財団の支援を通じて、障がいや病気に悩む子どもたちとその家族の皆様にとっての「“あったらいいな”をカタチにする」ことを目指してまいります。
■公益財団法人 小林製薬青い鳥財団 概要
名称 | 公益財団法人 小林製薬青い鳥財団(英文名:Kobayashi Aoitori Foundation) |
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所在地 | 東京都港区六本木一丁目7番27号 |
理事長 | 小林 章浩 |
事業内容 | 1.「健康」及び「福祉」に関する活動及び調査研究に対する助成 2.「健康」及び「福祉」に関する活動及び調査研究に対する顕彰 |
設立年月日 | 2017年5月26日 |
設立者 | 小林製薬株式会社 |
活動原資 | 年間約8,000万円(小林製薬の株式の配当金) |
以上