ニュースリリース

企業情報

小林製薬株式会社と北里研究所の漢方生薬の活用に関する提携について

小林製薬株式会社
学校法人 北里研究所

小林製薬株式会社(社長:小林章浩、本社:大阪市、以下「小林製薬」)と学校法人北里研究所(理事長:小林弘祐、所在地:東京都港区、以下「北里研究所」)、は、1月18日付で、伝統医学を基にした漢方生薬の活用と更なる応用を志し、小林製薬の製品開発力と、北里研究所の有する漢方医学的知見を互いに活用し、国民の健康に役立つ製品・サービスを開発することを目的として提携することに合意しました。

提携の概要

小林製薬の漢方生薬事業は、2003年の「清心蓮子飲(せいしんれんしいん)」を用いた『ユリナール』の発売に始まり、2005年には女性保健薬『命の母A』の発売、2006年の「防風通(ぼうふうつう)聖散(しょうさん)」を用いた『ナイシトール85』の発売など、OTC漢方生薬製剤を広めて参りました。現在は22種類のOTC漢方生薬製剤を有しております。

北里研究所は、1972年に日本で最初の「漢方医学の総合的な研究機関」として、「東西両医学の長所を生かした治療」並びに「東洋医学の科学的解明の研究」を目的に開設した北里大学東洋医学総合研究所を有しています。本研究所は、「東洋医学の叡智を極め、漢方鍼灸医療を通じて笑顔あふれる社会を実現する」との理念の下、漢方医学の診療・研究・教育の各分野で精力的な活動を行っております。

漢方は、古代中国医学を起源としますが、長い歴史を通じて日本人の体質等に合った形に変化してきた医学です。古くから人々の健康維持に役立てられてきた漢方薬には、まだ世に広まっていない活用方法と有用な処方があります。小林製薬の新しい価値を創造する製品開発力と、北里大学東洋医学総合研究所が有する漢方医学的知見を互いに活用し、新たな製品・サービスを世に提供して広めていくことは社会的に有意義であると考えられます。両者は未来に向かって相互に協力・連携して活動してまいります。

小林製薬の漢方・生薬研究について

小林製薬では、これまでも国内外研究機関との共同研究を行い、研究支援を行ってまいりました。今後も漢方薬や生薬の科学的解明と活用を進めるため、今回の提携の他、国内外研究機関との連携を進めてまいります。

各WEBサイト

小林製薬株式会社
https://www.kobayashi.co.jp/
学校法人北里研究所
https://www.kitasato.ac.jp
北里大学 東洋医学総合研究所
https://www.kitasato-u.ac.jp/toui-ken

用語説明

漢方:
中国が起源で、日本で独自に発展した医学を「漢方医学」や「漢方」と呼びます。
漢方薬:
漢方(漢方医学)で病気の治療の為に使われる薬を意味します。
生薬:
自然界に存在する植物や動物、鉱物などを使用した医薬品の原料です。

以上

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