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2021年9月28日

抗菌・抗ウイルス性能を有する人工皮革
「Viruguard (ウイルガード)」の展開を開始

帝人フロンティア株式会社のグループ会社で、人工皮革の開発、製造、販売を展開する帝人コードレ株式会社(本社:大阪市北区、社長:浅田 和重)は、小林製薬株式会社(本社:大阪市中央区、社長:小林 章浩)が販売する、抗ウイルス性を併せ持った持続性抗菌剤「KOBA-GUARD(コバガード)」を活用し、このたび抗菌・抗ウイルス(*1)人工皮革「Viruguard(ウイルガード)」を開発しました。本年10月より、帝人コードレがランドセル向けに展開を開始します。

(*1) 抗菌・抗ウイルス:すべての菌・ウイルスに効果があるわけではありません。

1.開発の背景

(1)新型コロナウイルスの影響により、昨今、家庭や学校などの日常生活の様々なシーンで感染対策への関心が高まり、抗菌・抗ウイルス加工のニーズが拡大しています。また、スポーツにおいても多くの大会などを通じて、衛生対策の重要性が議論されるようになりました。

(2)一方、一般の繊維製品に対する抗菌・抗ウイルス加工の実用化は進んでいるものの、人工皮革への加工は性能の維持が難しいことから、抗菌・抗ウイルス性能を発揮する製品は限られていました。

(3)こうした中、帝人コードレ独自の人工皮革の生産・加工技術と、抗菌・抗ウイルス性能を有する小林製薬の「KOBA-GUARD」とを融合することにより、このたび抗菌・抗ウイルス人工皮革「Viruguard」の開発を実現しました。

2.「Viruguard」について

(1)「SIAAマーク」(*2)の認証を取得
「Viruguard」は、その表面に「KOBA-GUARD」を使用することにより、「SIAA抗菌加工」「SIAA抗ウイルス加工」の認証を取得しています。

(*2)「SIAAマーク」:
一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)のガイドラインにより品質管理・情報公開された製品に表示される、品質と安全性に関する情報開示マーク。

(2)幅広い用途に対応可能
独自の表面処理技術により、天然皮革調やエナメル、ヌバック調など一般的な人工皮革と同様の加工が可能で、幅広い用途に展開することができます。また、リサイクルポリエステル原料を用いることで環境配慮型製品にも対応が可能です。

「Viruguard」を使用した 製品例

3.「KOBA-GUARD」について

「KOBA-GUARD」に活用されている技術は、元々、潜水艦の閉ざされた空間でカビなどの微生物の増殖をコントロールするために開発されたもので、小林製薬による基礎研究においては、様々な細菌・カビ・ウイルスに対して効果を発揮するというデータも得られています。また、「KOBA-GUARD」には、繊維の種類や硬質などを問わず、様々な素材を加工できる可能性があり、これまでにもアパレル、い草製品、空気清浄機の加湿フィルターなどに活用されています。これからも技術の進化を図り、公衆衛生などの社会課題解決を目指していきます。

4.今後の展開

(1)帝人コードレが、本年10月よりランドセル向けに展開を開始し、その後、シューズやボールなどのスポーツ用品に幅広く用途展開し、拡販を図っていきます。

(2)初年度(2021年度)3万m、3年後(2024年度)58万mの販売を目指します。

以上