ニュースリリース

お知らせ

─ 2023年 小林製薬 年頭所感 ─

これまでの枠を超えた“あったらいいなをカタチにする”ことに全社員でチャレンジ

 旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。
 当社では“あったらいいなをカタチにする”をコーポレートブランドスローガンに掲げ、お困りごとを解決するアイデアで、人と社会に素晴らしい「快」を提供することを目指しております。そして、世界中のあったらいいなをカタチにするべく、「2020-2022年中期経営計画」においては“国際ファースト”をテーマに掲げ、全社を挙げて国際事業の拡大を推進してまいりました。昨年2月には、約16年をかけて開発したOTC医薬品『安美露アンメイルー』(日本ブランド名:アンメルツ)を中国で発売しました。今後は本品の育成に注力し、中国でのOTC医薬品拡大に向けた事業基盤を確立したいと考えています。また、当社売上No.1ブランドである「ブルーレット」の世界展開を加速させるため、開発ノウハウが蓄積された国内事業部内に「グローバル洗浄剤カテゴリー」を創設し、海外向けブルーレットの開発を進めてきました。海外のトイレタンクには『ブルーレットおくだけ』を置くスペースが無いため、日本とは違った特別仕様のブルーレットを開発することが必要でした。昨年8月には、第1弾となる中国向けの液体ブルーレット『波乐清ボール―チン』のテスト販売をスタートしています。2030年にはアジア各国にブルーレットを普及させ、アジアで売上100億円を目指す計画です。
 新規事業の取り組みも進行しております。香りで認知機能をスクリーニングするキット「ニンテスト」は2021年9月に発売し、医療機関への導入拡大に注力をしております。2022年4月には尿糖などの尿中成分を測定するセンサー「ハカレル」シリーズを使った実証実験“健康見える化プロジェクト”も開始しました。プロジェクトでの成果をもとに製品の一般発売を目指し検証を続けています。
 このような新規事業は社員の主体的なチャレンジによって進んでおり、社内に結束力と活気を生み出してくれることを改めて実感しています。そこで今後は「私が“あったらいいな”をカタチにする」を中期経営計画のテーマに掲げ、デジタル技術の活用など、これまでの枠を超えた新製品やサービスの開発、新規事業の創出、業務改革に“全社員”でチャレンジしてまいります。

 2023年も皆様のますますのご繁栄とご多幸を心よりお祈りいたします。引き続き、小林製薬グループへの変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長
小林 章浩

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