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<介護現場の“ニオイ”に関する実態調査>
お悩みは「3K(きつい・汚い・危険)」ではなく、「4K(くさい)」だった!

実は介護者・被介護者いずれも過半数は
介護現場の“ニオイ”によってストレスを感じていることが判明!

普段のコミュニケーションが取れていても、ニオイは指摘しづらく聞きづらい
日本介護協会二代目理事長「ニオイ対策が介護業界をより良いものにするキッカケに」

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:豊田 賀一)は、体臭・料理臭・便臭・尿臭・生ゴミ臭など、10大悪臭に効く「消臭元ZERO 無香料」を販売しています。この度11月11日「介護の日」に向けて、ニオイ問題が取り沙汰される介護現場にて、介護者・被介護者に意識調査を実施しました。

また、調査結果を受けて、一般社団法人日本介護協会二代目理事長 平栗ひらぐり潤一じゅんいち氏に現場の実態や最新事情について伺いました。

介護・支援現場で気になるニオイ[MA:上位3位までの回答を合算]

消臭元ZERO 無香料

消臭元ZERO 無香料

介護現場の課題として「きつい」「汚い」「危険」の“3K”が業界全体として注目されていますが、当社が全国の介護者・被介護者200人ずつ計400人に行った調査によると、“3K”に加え、もう一つのKとも言える「くさい」も大きな悩みになっていることが分かりました。

そんなニオイ問題ですが、ニオイによってストレスを感じていると回答したのは介護者・被介護者ともに過半数を占めたにも関わらず、双方会話に出しづらいという実態があり、介護の現場ではセンシティブな問題となっていることが明らかになりました。

この結果を受け、日本介護協会の平栗氏は「介護用品等の登場で以前より働きやすい環境にはなっているが、ニオイの問題は本人にも伝えづらいため問題が根深い」とのこと。少子高齢化社会で介護への注目も年々高まる中、最新の介護を取り巻く環境と、介護者・被介護者双方の現場の声をご紹介します。

<調査結果>

■介護現場のニオイのお悩みTOP3は介護者・被介護者ともに「尿臭」「便臭」「体臭」

介護者と被介護者が介護現場で気になるニオイTOP3は、上から順に「尿臭」「便臭」「体臭」と同様の結果となりました。介護にまつわるニオイは介護者側のお悩みという印象を持たれることが多い中、被介護者も同様のニオイを認識し、気になっていることが分かります。

介護・支援現場で気になるニオイ[MA:上位3位までの回答を合算]

■介護者・被介護者にそれぞれストレスが存在し、心理面でネガティブな影響も

介護者は64.0%、被介護者も52.0%がニオイによって“ストレス”を感じていることが判明しました。さらに、そのニオイによるストレスで引き起こされる影響として、介護者は「モチベーションの低下(57.8%)」、被介護者は、「心理面での浮き沈み(45.2%)」が最多となりました。

特に、「居宅介護サービス」の方が、「施設介護サービス」と比較して介護者がニオイのストレスを感じている人の割合が高い結果となり、介護のサポート体制によってもニオイストレスに差があることが分かりました。

日本介護協会平栗氏はこの結果より「施設介護サービスは施設内で生活しているためニオイ自体に慣れてしまっているかと思います。その分、被介護者のご家族や新しい従業員の方はニオイを感じやすいかもしれません。」と分析しています。

介護現場でのニオイによってストレスを感じていたか[SA]

■ニオイの問題は指摘しづらく、聞きづらい!口に出しづらい“モヤモヤ感”が募る

介護現場で介護する/される相手とコミュニケーションが「取れている」と感じるのは、介護者63.5%、被介護者60.5%と両者ともに近しい結果となりました。

一方で、指摘しづらい事柄も存在し、介護者では「言葉遣いや態度、性格上の問題(55.0%)」「生活習慣上の問題(45.5%)」「体臭や生活臭(28.5%)」、被介護者では「言葉遣いや態度(29.5%)」「自分の体臭や排泄物(26.5%)」が上位となり、双方ともパーソナルな問題には配慮や我慢も一定数生じていることが分かりました。

介護者と「言いにくい事や恥ずかしいことまで話せる」と回答した被介護者の中でも、「自分の体臭や排泄物などの生活臭」は他の自分ごとや他人ごとよりも相談しづらいという回答が上がりました。ここから、自分のニオイに関する相談をすることは、良好な関係が築けていても話しづらい問題であると明らかになりました。

日本介護協会平栗氏によると、「口に出せないことでモヤモヤが募り悩みを抱える人も多い」といいます。

介護(支援)をするときに被介護者(被支援者)に指摘しづらいこと[MA]

介護(支援)を受けるときに、介護者(被支援者)に相談しづらいこと[MA]

■介護現場でのニオイ対策のリアル。介護者・被介護者ともに半数程度がニオイ対策

介護者(55.0%)、被介護者(47.5%)ともに半数程度が介護現場や部屋のニオイについて「対策している」と回答しました。

具体的なニオイ対策については、介護者も被介護者も上位から「消臭剤を置く」「換気する」「体を拭く、入浴などで清潔を保つ」となり、積極的に対策をしていることが判明しました。また、消臭剤を置くことは、両者ともに取りかかりやすい対策であると考えられます。特に居宅介護サービスの場合、被介護者で消臭剤を置く対策を取る人が多い結果となりました。

双方が約半数と同程度の割合でニオイ対策をしていても、ニオイのお悩みは残ってしまう現状があります。

介護現場でのニオイ対策[MA]

■介護者のやりがい、被介護者の楽しみ

介護者が介護現場でやりがいを感じるタイミングは上位から「被介護者から感謝の言葉や笑顔をもらう時(81.0%)」「社会的に貢献している実感がある時(53.5%)」「被介護者のご家族から感謝の言葉をもらう時(47.0%)」。被介護者の楽しみは上位から「介護・支援者との会話(72.5%)」「一人でできないことを手助けしてもらうこと(67.0%)」「食事(57.5%)」となりました。

介護者、被介護者双方にお悩み・課題がある一方で、介護現場には支える喜びや日々の小さな楽しみといった前向きな側面も多く存在し、温かい交流が生まれる現場の実態も伺えます。

<調査概要>

集計対象数:全国の介護者(支援者)・被介護者(被支援者)400名(各200名ずつ)
調査手法:インターネット調査
調査期間:2025年9月29日~10月2日
調査機関:楽天インサイト
【お願い】調査結果を引用いただく際は『小林製薬「消臭元ZERO」調べ』を引用元として記載ください。

<介護現場の課題>

今回の調査結果を受けて、ニオイ問題が介護現場でのお悩みの一つになっていることが改めて浮き彫りになりました。日本介護協会平栗氏より、昨今の介護現場での課題や現状についてコメントをいただきました。

▼日本介護協会二代目理事長 平栗 潤一氏 コメント

私たち介護職は慣れていても、ご家族様や慣れていない新しい職員は施設がくさいと感じたことのある方も多いと思います。介護していると、排泄臭だけでなく汗臭、口臭、また浴室のカビ臭さなどたくさんのニオイに悩まされることがあります。特に利用者様のニオイについては指摘しにくいところもあり、日々のケアにて予防するしかありません。また、夜勤等で勤務時間が長いことによる同僚のニオイにも悩まされることもあります。「スメルハラスメント」という言葉にもある通り、このニオイが多くの介護職のストレスに繋がっていると感じております。

ニオイに関する指摘は大変センシティブな問題です。指摘することで相手も不快な気持ちになることもあります。また深刻な場合は離職につながる恐れもあります。人手不足の現在の介護業界においては大変深刻な課題です。そこで結局は一人ひとりが様々なニオイを我慢しながら介護をしているということが現状です。

介護業界では、労働環境の改善を目的に、「3K(きつい・汚い・危険)」といわれてきた職場課題の解消に向けてさまざまな取り組みが進められています。近年では、従来の「3K」に加え、前述の通り「くさい」といった“新たなK”も現場の悩みとして目を背けられません。

ニオイ問題を解決する商品が進化することは、介護業界にとっての大きな恩恵であり、現場の環境改善に大きく貢献するものだと期待しています。

日本介護協会二代目理事長 平栗 潤一氏


2021年より日本介護協会理事長就任。介護業界の活性化のために「介護甲子園」を開催している。また介護業界の悩み解決のために関係企業と連携しながら商品開発や実証実験に協力している。また別法人にて介護事業をしており、関西を中心に特別養護老人ホームやグループホーム、デイサービス、地域包括支援センター、就労継続支援B型事業所などを運営している。

日本介護協会二代目理事長 平栗 潤一氏

<介護のニオイ問題に「消臭元ZERO 無香料」>

介護施設「グループホームあおぞら(大阪狭山市)」と「大桐地域在宅サービスステーションおおぎり(大阪市)」に2025年9月19日~10月2日にかけて「消臭元ZERO 無香料」を設置し、介護者と被介護者の両方計50名※にアンケート調査を実施しました。尚、商品の設置については、当社社員が直接訪問し、ニオイの発生源近くかつ製品効果を感じられる環境を考慮して行いました。

※介護者(事前21名、事後17名)被介護者(12名)の計50名

設置前に“ニオイ”についてアンケートを実施、介護現場で確かに存在するニオイ問題

「消臭元ZERO 無香料」の設置施設で働く介護者に聞いたところ81.0%が「ニオイが原因で発生するトラブルやストレスが存在する」と回答しました。また、71.4%がニオイ対策を「行っている」と回答しています。

少数派となったニオイ対策を「行っていない」人に理由を聞いたところ、「居室内での体臭はそれぞれに違いがあり、消臭は難しいと思う」「常時マスク着用のためあまり気にならないため」などの回答が集まりました。

また、ニオイ問題、それに伴うストレスが解消することを85.7%という大多数が望んでいる結果となりました。

■介護者・被介護者、双方がニオイに関する話題は避ける傾向に

介護者は被介護者から、「自身のニオイやお部屋のニオイについて気にしているような言葉を受けたことがない」と回答した人が94%にのぼりました。

また、ニオイ改善のための言葉を被介護者本人に掛けないという人が58.8%となり、当施設においてもニオイに関する会話は介護者・被介護者にとってセンシティブであることが分かりました。

■ニオイが気になる時には直接的な伝え方はせず、極力触れない

介護者が被介護者やその部屋のニオイに対しネガティブな印象を抱いた時は、「きれいに掃除する旨を伝える」「更衣を促したり換気をしたりする」など、ニオイについて直接本人への指摘はせず、介護者の行動によりニオイを対処しているようです。

言葉を掛けない人の理由としては「本人に気にしてほしくないから」「改善は難しいため」「デリケートな問題であるため」「伝え方が難しく相手を傷つけるため」等の回答が集まり、伝えることの難しさが垣間見えました。

■介護者17名のうち9名がニオイの心配事やストレスが減ると回答!

実際に「消臭元ZERO 無香料」を設置したところ、約1週間の設置期間では効果を感じられなかったという介護者もいらっしゃいましたが、41.2%が「尿臭」「便臭」が低減したと感じ、52.9%が「ニオイのお悩みが減ると思う」と回答しました。また、被介護者12人中7人が「使用を継続したい」と回答し、その他にも「トイレのニオイが気にならなくなった」などの前向きな感想をいただきました。

■「消臭元ZERO 無香料」製品特徴

最大量・最多種1の化学的消臭成分を独自に配合し、歴代消臭元史上最強※2の無香料消臭を実現した「消臭元ZERO 無香料」。お部屋・トイレ・キッチン・玄関・リビングなど、ご家庭の10大悪臭にこれ1つで対処できます。つめ替えができる液体大容量タイプなので、環境にも配慮しています。

さらに、消臭に特化したZERO式処方※3を採用しているため、今までの消臭元無香料では対処できなかったニオイまで消臭できます。

※1、2 消臭元ブランド史上、ろ紙上で働く消臭剤の配合量が最も多く、化学的に消臭できる悪臭の種類が最も多い。
※3 消臭の本質を極めたい想いで消臭の原点に立ち戻り、ゼロから考えて作り上げた処方のこと

■今回の取り組みに当たって

「消臭元ZERO 無香料」は、「最強の消臭剤」をコンセプトに、ご家庭内の体臭・料理臭・便臭・尿臭・生ゴミ臭など、10大悪臭に効く製品として誕生しました 。私たちは、この製品が持つ高い消臭性能を活かし、おうちのニオイ問題に留まらず、社会や日常生活においてより多くのニオイプロブレムの解決に貢献できると強く信じております。

そこで今回、その第一歩として、ニオイ問題が長らく取りざたされてきた介護現場に着目し、全国の介護者・被介護者への実態調査、および施設での製品トライアルを実施いたしました 。

調査の結果、介護現場の課題は従来の「3K(きつい・汚い・危険)」だけでなく、「くさい」という"新たなK"も大きな悩みであり、介護者(64.0%)・被介護者(52.0%)の過半数がニオイによってストレスを感じている実態が明らかになりました。特に、ニオイに関する話題は、良好な関係が築けていても指摘しづらく、聞きづらいという、非常にセンシティブな問題であることも浮き彫りになりました 。

このような深刻な現場の課題に対し、実際に「消臭元ZERO 無香料」をご利用いただいた介護者様からは、設置期間などの関係からあまり効果を実感できなかった方もいらっしゃいましたが、「実際にニオイが減っている」「心配事が減ると思った」といった、消臭効果を実感された嬉しいお声もいただいております。

我々は、今回の介護業界での成果を足がかりとし、今後も様々な生活・社会の場面における「ニオイプロブレム」を徹底的に追求し、その解決に貢献してまいります。ニオイの心配事が減ることで、人々がより前向きに、快適に過ごせる社会の実現を目指して、『消臭元ZERO』は進化を続けてまいります。

■「消臭元ZERO 無香料」製品概要

●「消臭フィルター」が悪臭をキャッチ!料理臭・生ゴミ臭・トイレ臭・靴臭など家庭内の10大悪臭をしっかり消臭。
●香りでごまかさない無香料。
●お部屋、トイレ、玄関などあらゆる場所で使えます。
●消臭元ZERO式処方とは、消臭の本質を極めたいという想いで消臭の原点に立ち戻り、ゼロから考えて作り上げた処方です。
●大容量400mL
●本体:オープン価格 400mL
 つめ替用:オープン価格 400mL
●2024年4月18日(木)発売
 ※店舗によってはお取り扱いのない場合がございます。


 『消臭元ZERO』を含む『消臭元』ブランドが30周年を記念し、30周年記念サイトを開設しました。
https://www.kobayashi.co.jp/brand/shoshugen/


消臭元ZERO

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