ニュースリリース
中期経営計画策定に関するお知らせ
この度、2023年12月期から2025年12月期までの新たな中期経営計画を策定しましたので、その概要をお知らせいたします。
記
1. 策定の背景
当社は、将来にわたって持続的に成長していくために「2030年のありたい姿」を描き、そこからバックキャストの形で2020-22年に実行すべきことを定め、テーマである「国際ファースト」のもと、国際事業の成長、並びに新製品開発力・育成力の向上に努めてまいりました。
また、これまでも「”あったらいいな”をカタチにする」をスローガンに掲げ、多くのチャレンジを実行してきましたが、今後はデジタル技術を活用した製品やサービス・新規事業開発を強化したいと考えています。そこで、これまで以上にチャレンジが歓迎・促進される風土の醸成に取り組むべく、新たに策定した2023-25年の中期経営計画のテーマを「私が“あったらいいな”をカタチにする」として、次の3年間で実行すべきことを以下の通り定めました。
2. 2023-25年 新中期経営計画の概要
テーマ:私が”あったらいいな”をカタチにする
~枠を超えたチャレンジ風土の醸成~
戦略骨子
- 開発・育成の新しい挑戦
- 新しい海外サポート体制による製品提供力の強化
- 既存品の競争力強化
- 新規事業の積極的な創出
- 未来の小林製薬の基盤を作る(DX・ESG)
<業績目標>
▶前提
原材料価格やエネルギーコストなど、様々なものが値上がりしていますが、今後も高止まりが続くと見込んでいます。
政府による外国人の新規入国制限の緩和に伴い、足元は訪日外国人数が増加し、国内事業におけるインバウンド需要も徐々に戻りつつあります。しかし、今後の動向については不透明なことから、当業績目標にはインバウンド需要の大きな回復は織り込んでいません。
将来の需要増や事業拡大に対応すべく、今後3年間で国内外の工場における新棟建設や増築、さらには中央研究所の移転・拡張を予定しています。そのため、2025年の減価償却費は2022年対比で約30億円増加する見通しで、今後3年間はEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)の増益を重視し、営業利益はほぼ横ばいとなる見込みです。
以上を踏まえて、2025年12月期の業績目標を以下の通り定めました。
2022年12月期
(実績) |
2025年12月期
(目標) |
年平均
成長率 |
|
売上高
|
1,662億円
|
1,910億円以上
|
4.7%以上
|
営業利益
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266億円
|
268億円以上
|
0.1%以上
|
(率)
|
16.0%
|
14%以上
|
-
|
当期純利益
|
25期連続増益
|
28期連続増益
|
-
|
EBITDA※
|
319億円
|
352億円以上
|
3.3%以上
|
ROE
|
10.2%
|
9%以上
|
-
|
国内売上高
(通販含む) |
1,259億円
|
1,376億円以上
|
2.9%以上
|
国際売上高
|
396億円
|
533億円以上
|
10.3%以上
|
国際売上高比率
|
23.9%
|
27%以上
|
-
|
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額
(参考)2030年のありたい姿
グローバル経営を推し進め、2030年には、
各国で毎年新市場を1つ創造しており、
世界でもお困りごとを解決することで人と社会に貢献し、
新市場(新習慣)を創造する企業として
認知されつつある状態でありたい。
連結売上高2,800億円、うち国際事業900億円
以上