TALK SESSION

産休・育休を取得したことのある社員に、
制度を使った実感や子育てのことについて
話してもらいました!

小林製薬では産休・育休の制度を整備しており、男性女性を問わず多くの社員が活用しています。
今回、お互い顔見知りで実際に制度を利用したことのある社員3名に集まってもらい、制度を使ったときのことや子育て中のときのことなど、制度にまつわるいろんなテーマについて話してもらいました。

※掲載情報は取材時点のものです。

MEMBER

朝倉さん
2014年入社。永松さんとは日用品事業部の同期で「熱さまシート」「サラサーティ」などの開発を担当。2018年と2021年の出産に合わせて産休・育休を2回取得。2023年に出産前と同じ日用品事業部に復帰し、品質推進グループで研究メンバーの業務支援や研修の企画などに携わる。好きな製品は、育休中の家事の負担を大きく減らしてくれた「洗浄中シリーズ」。
日暮さん
2004年入社。1年目から東京営業部、7年目から薬粧品事業部 マーケティング部でキャリアを積む。結婚後、パートナーの転勤を機に、希望を出し中部営業部へ異動。産休・育休を2度取得後、営業本部の戦略推進グループに復帰。運用スキーム構築やシステム開発などの環境整備、営業現場へのサポートなどに携わる。営業本部では産休・育休を取得したのは日暮さんが初。好きな製品は、育休中の風邪の予防に一役買ってくれた「ハナノア」。
永松さん
2014年入社。日用品事業部で「熱さまシート」「ぬれマスク」の製品開発を担当し、2022年から経営企画部 サステナビリティ戦略推進グループに異動。現在、3人の子どもの良きパパとして奮闘中で、産休・育休は2人目と3人目の出産のときに取得。好きな製品は、育休中に子どもが発熱したときに大活躍した「熱さまシート」。

SESSION#1

社員のライフイベントに合わせた
柔軟なフォロー体制

日暮

今回、産休や育休を取ったことのある顔見知りの3人が集まれたので、制度のことやその他諸々についてお互いの体験談を話し合う良い機会にしたいですね。

永松

そうですね。よろしくお願いします。

朝倉

よろしくお願いします。まず日暮さんのことからお聞きしたいんですが、確か中部(営業部)に異動されたのって結婚がきっかけなんでしたっけ?

日暮

はい。営業を6年間やって7年目から医薬品のマーケの方に行きまして。そのときに結婚して、夫の勤務先が変わったのに合わせて10年目から中部に異動させてもらいました。

朝倉

中部にいた6年の間に2回産休と育休を取られて、その後、戦略スタッフとして復帰って感じなんですね。

日暮

現在は育休を取得して復帰するのはどの職種でも当たり前になっていますが、当時の営業職は今ほど⼥性⽐率が⾼くなく、結婚‧出産のタイミングで退職する方もいました。またそのタイミングで営業本部から他事業部へ異動される⽅も多かったため、営業本部で初の育休取得者ということで、上司や⼈事の⽅が何度も相談に乗ってくれました。

永松

ちなみにどんな相談を?

日暮

産休と育休を取ると、得意先に迷惑がかかるんじゃないかっていう心配について話をしました。そうしたら「そういった不安があるのであれば、戦略スタッフとしてやってみようか」と。当時マーケから戻ったばかりだったんですが、私がマーケで学んできたことを生かして営業部全体を支えたりしていました。

永松

なるほど。戦略スタッフっていうポジションがあってよかったですね。

日暮

いや、それまではなかったんですよ。

永松

え、日暮さんキッカケでつくられたポジションなんですか!?

日暮

そうなんですよ。昔は今ほど産休・育休復帰者への対応が整っていなかったので。
得意先を持たない分、他のみんなの商談決定率を上げられるように何ができるかなってすごく考えました。勉強会を開いたりとか、部長といろいろ相談しながら。

SESSION#2

小林製薬では
男性も育休取得に積極的

朝倉

永松さんが育休を取得したのって、男性の取得者が増え始めたタイミングだったよね。周りでもよく聞き始めたというか。どれくらいの期間取ったんですか?

永松

1回目は1ヶ月ちょっとですね。

朝倉

うちも夫が取ってくれたらめっちゃありがたいのに…(笑)。

日暮

最初の1ヶ月だけでも夫が家にいてくれるのはめちゃめちゃ助かるよね。2人目が生まれたときは特にそう。

永松

子どもが2人以上いるって大変ですよね(笑)。僕が送り迎えとか全部行ったりしてました。3人目にもなると、もう全員分スケジュールをつくらないと回らない(笑)。

朝倉

3人目のときの育休はいつ取ったの?

永松

妻にしんどくなる時期を聞いたら「産後3ヶ月目くらいの子どもが少し動き始める頃」と言っていたので、3人目のときは分けて取りました。最初の頃に1回、3ヶ月後くらいに1回って感じで。

朝倉

分けて取れるのもいいですよね。

永松

おふたりも旦那さんがそういう風に取ってくださったら…

朝倉

日暮

めちゃくちゃ助かります!

一同

(笑)

SESSION#3

育休中に
小林製薬の製品の便利さを実感

永松

朝倉さんが産休と育休を取っていたときって周りのサポートはどんな感じでした?

朝倉

妊娠期間中の体調不良で通院するための時間調整などは、随時上司と相談しながらサポートしてもらえました。育休中もこまめに面談や連絡をしてもらっていたので、会社とつながっている安心感がありましたね。

日暮

改めて制度の内容を見てみたんですけど、前は制度としてはなかったけど対応してくれていた部分が今は制度になっていたりとか、すごく充実していっていますね。

永松

サポートが手厚いのは僕もすごく感じていましたね。おかげで安心して育児に打ち込めました。ちなみに育児をしているときに小林製薬の製品の便利さに気づいたことってありました?僕は「熱さまシート」を子どもによく使っていたんですけど。

朝倉

「洗浄中シリーズ」に助けられています。やっぱり育児中って忙しいので、使ってみて便利さを実感して感動することがよくあって。

日暮

私は雑貨系とか洗浄系の製品が大活躍しています。いたる所で使えて「めっちゃ便利!」と感じています。

永松

「ぬれマスク」も助かっていますね。育時中は特に体調を崩せないので乾燥が気になり始めたら使っています。

朝倉

子育て中は体調崩せないよね(笑)。

永松

そうそう。予防って改めて大事だなって。うちの妻もずっと使ってました。

日暮

育休中に製品の便利さを実感して営業に復帰したので「自分の仕事はお客さんのためになっているんだ!」って自信がつきました。

永松

仕事と家庭が良い感じで影響し合っていますね。

朝倉

私も産休や育休中に改めて生活に向き合う機会が増えたことで、視野が広がりましたね。お客さんはこの製品のどこに良さを感じてなぜそれを選ぶのか、立ち止まって考える機会になりました。

SESSION#4

育児を経験して
仕事や家庭に対する価値観が変化

朝倉

永松さんは子どもが3人いて、2人目と3人目が生まれたときに制度を使ったんですよね。1人目のときはどうして使わなかったんですか?

永松

サステナビリティ戦略推進室の活動で意識が変わったのが大きいです。家庭でも持続可能性は大事だよねと。妻に負担がかかりすぎるのも、僕に負担がかかりすぎるのもよくないじゃないですか。

日暮

1人目のときは仕事に邁進という感じ?

永松

はい。1人目が生まれたときは仕事をバリバリやりたい気持ちがあったので妻とも相談して、そのときは仕事を優先したいということで。

朝倉

私も永松さんと同じように仕事に没頭していましたね。でも妊娠と出産を機に保育園のお迎えの時間に合わせて退社して業務も制限されて…となってワークライフバランスの優先順位を意識するようになりました。

日暮

自分も家族も笑顔で楽しく暮らすには、って考えると、やっぱり永松さんが言うように家庭と仕事の両立をし続けていくことが大事なのかなって思いますね。

朝倉

両立させ続けるって本当に大事ですよね。もともとの働き方もそう。自分が頑張ればいい、だけではダメなんですよね。

永松

すごくよく分かる。

朝倉

自分が倒れたら家族にも迷惑がかかる、自分がしんどそうにしていたら家族も暗くなるので。自分に負荷が集中しないように夫に分業するとか、頼れる先を増やすとか。上司もそうですし、保育園の先生とか、親戚とかも含めて。

永松

自分がやるべきところはやるけど「ここはお願い」って任せるのが大事ですよね。

SESSION#5

社員のライフイベントに合わせた
柔軟なフォロー体制

日暮

私が管理職をやらせてもらうことになったとき「これまでこうしていたから、これからもこうしよう」っていう考えで仕事をするんじゃなくて、本当に必要なこと、そうではないことを取捨選択するよう意識していました。

朝倉

そうなんですね。具体的に始めてみた取り組みとかってありますか?

日暮

私のアイデアだけだと取捨選択するポイントが偏ってしまうので、数ヶ月に1回、グループの若手社員の指揮でミーティングを開いています。具体的な対策やお金のことは気にせず、気になっていることを愚痴や呟きの感覚でどんどん出していこうって。すると結構みんなアイデアを出してくれるんですよ。

永松

若手メンバーに指揮を任せて改善提案をしてもらうみたいな感じですよね。いいですね。

朝倉

うちの会社ってみんながハッピーになるように話し合いをしたり、新しい取り組みを始めてみたりっていうことがしやすい風土がありますよね。実は私も最近、日用品事業部の若手を対象にキャリア開発の研修をやってみたんですよ、お試しで。

日暮

へえー!

朝倉

若手が「この先どう育っていったらいいかわからない」「どんな仕事があるかもわからない」って悩んでいるのをアンケートで掴んで。なので先輩社員を呼んできて若手と班をつくってもらって直接話してもらいました。

日暮

「そんな仕事あるんや」とか「そういうおもしろさがあるのか」みたいなのを実感してもらえるわけですね。

朝倉

若手のキャリアは多様ですから、自分がハッピーになる道がいっぱいあるんだよっていうのを研修で伝えたかったんです。そういう研修を自分で主催できたのがよかったですね。

永松

いい取り組みですね、本当に。若手への「やりたいことはなんですか?」っていう問いって「何があるんですか?」っていう返答になりがちなので。

SESSION#6

社員一人ひとりがより良い人生を
送れる会社にするために

日暮

小林製薬っていろんな提案を声に出せる風土があるけど、永松さんは何か始めてみたいこととか、変えていきたい制度とかってありますか?

永松

育休を取ったときに少しうまくいかない部分があったので、そのときの経験や実感を制度の提案に活かしたいなって思っています。

朝倉

たとえばどんな?

永松

育休を取得するときって、引き継ぎなんかで周囲とのやりとりが多くなったり、他のメンバーにどれだけケアができるかを意識しないといけないので。グループ内での運用や制度でそのあたりの負担をうまく減らせるようにしたいですね。

日暮

育休を取ることで他のメンバーが「仕事が増える!しんどい!」ってなるとお互いつらいもんね。

永松

前に部長に言われたんです。「育休から戻ったときには『育休を取って良かった』と言って欲しい」って。それが他のメンバー全員のモチベーションにつながるからと。「皆さんしんどかったですよね、ごめんなさい」と言われても他のメンバーはうれしくはないよねっていう。

日暮

すごくいい話ですね!今、入社を考えてくれている学生さんの中には「将来的に子どもができたら働きづらいんじゃないか」って考えている人も多いと思います。そういう不安を感じなくてもいいように、これからも長く働きやすい環境づくりを続けていきたいですね。

朝倉

そうですね。特に女性の研究職や営業職を希望している学生さんは「結婚や出産で仕事ができなくなるかも…」って不安が大きいかもしれません。でも私は研究部門、日暮さんは営業部門のメンバーとして結婚や出産をしながらキャリアを積めているので安心してほしいです。

永松

学生の皆さんのキャリアも持続可能であってほしいので、これからもより良い制度づくりを持続していきたいですね…すいません、最後は「サステナビリティ」で締めさせていただきました(笑)。

一同

(笑)