ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインについての取り組み

当社は、他社にない特徴を持った製品が数多くあります。“あったらいいな”の製品を世の中に届けるべく開発を続けています。
現在、日本では高齢化が進み、障がい者の社会進出が進むなか、世間全体としてバリアフリー化が進んできており、なかでもユニバーサルデザインといわれる、「誰にでも使いやすく設計されたデザイン」の製品が増えてきています。
このユニバーサルデザインの考え方で当社の製品を採点してみたところ、評価の低い製品がいくつか見受けられました。“あったらいいな”のアイデアやコストを考慮したゆえ、使用感や使いやすさが多少犠牲になった製品です。
そこで、使用感や使いやすさといった点にも注目し、製品の改良を行いました。

高齢者向けアルミパウチの開発

高齢者向けアルミパウチ開発の背景には、高齢者の手先が想像以上に不自由なこと、これまで高齢者視点の開発ができていなかったことなど、現行のアルミパウチには、高齢者の方には「開けづらい」という問題がありました。
これをきっかけに高齢者視点のアルミパウチの開発を進め、60パターン以上の試作品を経て、「キレイに少ない力で引き裂ける」「手で持ちやすく」「繰り返し使ううちにクセづくことでより開けやすくなる」という条件を満たす絶妙な山型の形状を目指しました。
一番こだわったのは、より自然な動作と少ない力でスムーズに開封でき、開封後の切断面がきちんと成形されるように設計すること。これが最終的に他社製品との差別化を実現する最大の特長になり、お客さまの快適性を追求することが出来ました。
今後もお客さま目線に立った製品設計の模索を続けていきます。

開口部の改良

改良前

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つかむところが狭く開けにくい

改良後

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つかむところを山型にカットすることで、開けやすく改良

糸ようじのパッケージのリニューアル

今までの糸ようじは資材点数が多く、開封するのに手間がかかっていました。そこで、糸ようじを入れていた専用容器をなくし、糸ようじを入れる容器とパッケージを一体化させることで、パッケージの裏をめくるだけで糸ようじがすぐに取り出せる仕様に改良しました。
今後も、さまざまなお客さまが使いやすいデザインを目指して、さらなる改良を続けていきます。

パッケージの改良

改良前

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さまざまな資材を取る必要があり、開けるのに一苦労

改良後

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パッケージ裏をめくるだけ