労働安全衛生

基本方針・マネジメントシステム

小林製薬グループは、従業員の安全と健康を維持し、快適な職場環境づくりに向けて取り組みます。
そして、労働安全衛生法に基づき「全社安全衛生委員会」を設置し、その下部組織としてそれぞれの事業所ごとに毎月委員会を開催し、社内パトロールを強化しています。

交通安全への取り組み

小林製薬グループでは、全社的なスローガンに掲げて無事故・無違反を強化しています。単に意識を高めるだけでなく、所属員全員で庶務部門から配信されるリスクマネージメントソリューションニュースの読み合わせなどを積極的におこない、日頃から交通安全意識を高めています。

メンタルヘルスへの取り組み

昨今のストレス社会の中で誰もがメンタルヘルスに不調をきたす可能性があるといっても過言ではありません。
小林製薬グループとしては以下の取り組みを行っています。

いずれの場合も個人のプライバシーが確実に保護されています。

ストレスチェック

自分自身のストレス状態をチェックし、必要に応じて自ら対処できるようにしています。また、集団分析を行い、職場改善に向けた取り組みに役立てています。

カウンセリング

メンタルヘルスケアが必要となった場合は、外部の窓口に相談したり、カウンセリングを受けたりすることができます。

産業医・専門医への相談

定期的に開催されている「心とからだの相談室」にて産業医や専門医に面談や、電話で直接相談することも可能です。

心理的安全性の確保

当社は、誰もが安心して意見を出し合える、「イノベーションを生み出しやすい環境づくり」に注力しています。「提案制度」「『さん付け』呼称」「ホメホメメール」「ちょっとミーティング」等は、社員一人ひとりの心理的安全性の確保に寄与し、多様なアイデアが生まれる源泉となっています。

提案制度 誰もが自由にアイデアを提言できる仕組み。年間5万件を超えるアイデアが寄せられる
「さん付け」呼称 仕事の前では誰もが平等であることを前提に、役職名での呼称を廃止
ホメホメメール 良い取り組みを讃えるための制度。社長自ら、社員に直接メールを送付
ちょっとミーティング こまめに意見を求め合う場として、社員間で積極的に活用

社員を大切に

当社は、社員一人ひとりを大切に、その生活を守ることにも注力しています。ライフステージの変化にも対応できるエリア限定制度や、社員のご家族も含めた健康管理制度、万が一就労が困難になった場合の補償制度等、日々の生活において安心いただける様々な制度を準備しています。

エリア限定制度 育児・介護やその他の事情により、「転宅を伴う異動」の回避を自ら選択可
健康管理制度 社員及びそのご家族が、各種健康診断や先進医療等にかかる際の費用を会社が負担
就労困難時の補償制度 万が一に備えた生命保険・長期所得補償制度・遺族育英金制度への加入費用を会社が負担

従業員意識調査の実施

当社では、会社と従業員の関係性を定点観測し、良好な状態を維持・向上させる「会社の定期健康断」として2019年から従業員意識調査を実施しています。目には見えない従業員の意識を見える化することで、働きがいを高め、会社全体の生産性向上をもたらし、企業としての持続的成長を目指す指標にしています。

2023年から始まった中期経営計画にも複数の指標を採用し、2022年の調査結果を初期値としてスコアの変化を確認する予定です。

中期経営計画のテーマ「私が”あったらいいな”をカタチにする」については、全社企画を実施中です。

中期経営計画KPI

対応戦略・測定するもの 測定するものの指標 質問 国内
2022年 目標
従業員体験価値 体験価値の各要素の体現 既存の枠を超えた新しいチャレンジ あなたは、これまでの業務に捉われることなく(既存の枠を超えた)新しいチャレンジができている 47.4% 60%以上
テーマ「私が“あったらいいな”をカタチにする」 テーマへの納得 「テーマ実践への意欲」 あなたは、“あったらいいな”をカタチにしたいと思っている 84.2% 80%以上
テーマの実践「体現」 「テーマ実践」 あなたは、「私が“あったらいいな”をカタチにする」ということを、実践できている 53.2% 60%以上

一方で、近年低水準で推移もしくは下降傾向にある重要指標が存在します。これらは、当社が掲げるパーパスや社員への約束事と、現在の仕事のやり方や風土の乖離が一因にあると考えています。我々はこの変化を決して軽視せず極めて重要なサインであると認識し、しっかりと問題を掘り下げ、対策を検討していきます。