化学物質の安全管理

小林製薬グループでは、化学物資の適正な管理を事業活動上の重要課題と位置づけています。そのため、以前よりPRTR(Pollutant Release and Transfer Register:化学物質排出移動量届出制度)対象物質の排出量などの化学物質管理に取り組んできましたが、お客様により安全に使用していただき、環境負荷の少ない製品を開発したいという思いより、化学物質管理の強化を実施しています。

小林製薬グループでは、 2022年に「化学物質管理ポリシー」を明確にしました。

化学物質管理ポリシー

小林製薬グループでは、化学物質に関する適切なガバナンス体制を構築し、原材料の選定・調達、製造、流通、使用、廃棄という製品のライフサイクルを通じて適切な化学物質管理を行うことで、環境負荷が少なく、お客様が安全に使用できる製品の提供を目指します。

そのために、各種法令の遵守に加え、海外の規制動向や国内外の業界基準・ガイドライン等を参考に、製品および原材料のリスクについて自社独自の評価を行い、化学物質の適正使用を推進します。

また、お客様をはじめとしたステークホルダーの皆さまに向けたリスクコミュニケーションとして、製品の安全性と適切に使用していただくための情報について、アクセスがしやすい情報提示に取り組みます。

PRTR対象物質における取り組み

1製品開発

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製品の中に含まれる化学物質は、原料の段階から法規制及び独自の基準に基づき安全に管理をしています。開発、設計段階においては、PRTR対象物質の使用量を削減することで、環境性能や安全性を高める可能性があると考え、さまざまな製品で、機能を低下させることなく、代替物質への切替えを行っています。

2生産

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生産段階で発生するPRTR対象物質について、適正な処理を行い、その処理についても随時確認をし、環境への影響を低減できるよう取り組んでいます。さらにコストも考慮しながら代替原料への変更も行っています。

3物流

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倉庫においては薬事法に基づき厚生労働大臣が定めた、医薬品等の品質管理基準にて、温度・湿度管理を行っています。また輸送時において化学物質の漏洩などが発生しないよう、梱包形態の輸送チェックも行っています。

4使用・廃棄

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使用・廃棄時の影響は製品開発時に配慮しています。

PRTR

PRTR法に定められるPRTR(Pollutant Release and Transfer Register)制度とは、人の健康や生態系に有害の恐れのある化学物質について、事業所からの環境(大気、水、土壌)への排出量及び廃棄物に含まれての事業所外への移動量を、事業者が自ら届け出るとともに、国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を推計し、公表する制度です。

当社でPRTR届出を行った対象化学物質(2020年度)

(t/年)
対象化学物質名 用途 事業所外への移動量 事業所外への排出量
下水道 産業廃棄物
としての移動
大気 公共用水域 土壌
ドデシル硫酸ナトリウム 製品原料 0.000 0.310 0.000 0.000 0.000
4-ヒドロキシ安息香酸メチル 製品原料 0.000 0.067 0.000 0.000 0.000
N-(4-ヒドロキシフェニル)アセトアミド 製品原料 0.000 0.190 0.000 0.000 0.000
ペルオキソニ硫酸の水溶性塩 製品原料 0.000 0.230 0.000 0.000 0.000
ほう素化合物 製品原料 0.000 4.000 0.000 0.000 0.000
ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-15) 製品原料 0.000 0.220 0.000 0.000 0.000
アセトニトリル 試薬 0.000 1.200 0.000 0.000 0.000