CO2排出量削減への取り組み

気候変動問題は全世界の共通課題となっており、小林製薬グループでは、気候変動対策を最優先課題と捉えております。2015年に採択された「パリ協定」の考え方に基づき、2019年にCO2排出削減目標の見直しを行い、「グループ全体のCO2排出量(スコープ1、2)を2030年までに2017年比54.6%削減」という新たな長期削減目標を設定いたしました。
2019年度は、製造部門では設備更新や運用上での改善、オフィス部門では積極的な省エネルギー活動に取り組み、CO2排出量、売上原単位ともに削減できました。
今後は、生産効率のアップと工程上のロスや在庫削減などにつとめ、省エネ効果の高い設備更新などの省エネルギー活動を行うとともに、CO2排出の多い国内主力工場を中心にCO2排出ゼロ電力の導入などを進めてまいります。

CO2排出量の推移

グラフ

CO2排出量につきまして、ここ数年電気利用の排出係数が変動しておりますが、弊社においてはこれまでの取り組みとの比較のため、固定値(0.378kg−CO2/KWh)を使用して算出した数値を掲載しております。

※売上原単位
CO2の排出量を総量ではなく活動あたりの排出量で規制する考え方。当社では、売上金額を基準に算出しています。

製造部門における取り組み

2019年度は、3工場(富山小林製薬、仙台小林製薬、小林製薬プラックス)が省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)における第2種エネルギー管理指定工場となっており、法令に基づく適正管理と届出を行っています。各工場では、空調機の更新やエアー使用量の削減、冷熱設備の断熱強化の効果等の運用改善を行い、電力使用量の削減に取り組みました。
今後も生産活動の拡大により、エネルギー使用量が増加することが予想されますが、生産効率のアップと工程上のロスや在庫削減などにつとめ、省エネ効果の高い設備更新などの省エネルギー活動を行うとともに、CO2排出の多い国内主力工場を中心にCO2排出ゼロ電力の導入などを進めてまいります。

電気消費量の推移

グラフ

製造部門における原油換算消費量の推移

グラフ

物流における取り組み

ロゴ

配送トラックの大型化による台数削減や積載量の効率化を図っています。そしてミルクランを推進して、車両の効率的な運用に取り組んでいます。
配送方法だけでなく、トラックなどにより効率的に積載するために、パッケージや積み方を変更することで積載効率を上げるなど、資源の有効利用・廃棄物の削減も図っています。
また、船舶を使った輸送などモーダルシフトも推進し、「エコシップマーク」も取得しています。

オフィス部門における取り組み

写真間引かれた電灯

(1)室温管理の徹底、(2)照明の間引きやLEDへの更新、(3)クールビズの実施、などの取り組みを行っています。

写真ハイブリッドカーの導入促進

ハイブリッドカーの導入促進

近年、環境面への配慮として、製品の生産から物流までのすべての段階において、資源の有効活用やエネルギー、廃棄物の削減に取り組んでいます。
小林製薬グループにおいても、前年比5%の燃費向上を目指したエコドライブに取り組んでおり、ハイブリッドカーの導入率は86.0%となりました。今後もハイブリッドカーの導入を進めてまいります。

【富山小林製薬㈱】CO2削減の取り組み

富山小林製薬は、第二種エネルギー管理指定工場であり、健康補助食品の生産増加などに伴い、CO2排出量は増加する傾向にありますが、継続して削減の取り組みを行っています。
まず、設備機器の使用に伴う排気を暖房に利用する、配管を保温するなど、生産を行う上で使用する設備の効率化、再利用などを行っています。
また、海外の原料や資材のルートを変更するなどして、船舶輸送を増やすことでモーダルシフトを進めています。その他遮熱塗装や室外機への散水など空調の効率的運用も行い、省エネルギーに努めています。

グリーンカーテンで節電・エコ活動

2012年に、夏の節電への取り組みとして、事務所建屋の東側と南側にゴーヤ、ヘチマ、ひょうたんの苗を植え、グリーンカーテンとして育てました。成長したグリーンカーテンにより、夏場の事務所内は涼しくなり、扇風機だけで過ごせる日もありました。その後は、植物から遮光性の高いカーテンに変更し、植物と同等の遮光性を担保することで室内温度の上昇を抑制しています。植物を植えるより育成の手間がかからない上、台風・大雨等の自然の影響も受けにくいため、より効率的な省エネ効果を得ることができました。

写真成長したグリーンカーテン

写真事務所建屋を覆うグリーンカーテン

【仙台小林製薬㈱】CO2削減の取り組み

仙台小林製薬では、「アイボン」や「液体ブルーレットおくだけ」など小林製薬グループの主力製品の製造を行い、グループの中核製造拠点という役割を担っています。新たに「サワデー香るスティック」の製造を開始する等、生産品目は増加傾向にありますが、継続して様々な環境への負担を抑える取り組みを行っています。

【3Rの取り組み】危険物廃液処理から有価物へ

以前は危険物廃液を特別管理産業廃棄物として産業廃棄物処理業者に委託処理して頂いていましたが、現在は補助燃料として有効利用出来るようになり、有価物として売却しています。

写真       委託処理していた危険物廃液

【省エネの取り組み】照明LED化、自動点滅による省エネ

従来の蛍光灯からLED照明にすることにより、電力消費量を68%削減(85W→26W)、また生産現場の照度を58%向上(315lx→500lx)しました。また、照明に人感センサーを積極的に導入して自動点滅させ、ムダな電力削減に努めています。

写真従来の蛍光灯

写真LED照明

【環境委員会活動】

各グループが身近な環境問題の改善に取り組み、毎月進捗状況を環境委員会で報告し協議しています。

  • 生産現場では生産で使用するエアー使用量削減、エアー吐出圧削減
  • 冷熱設備の断熱強化
  • 物流では、自動ラップ巻機の設定変更によりラップ使用量削減
  • 品質管理では、試験アルコール使用方法見直しにより廃液量削減 など

【愛媛小林製薬㈱】CO2削減の取り組み

愛媛小林製薬は、「熱さまシート」や「サラサーティ」など、不織布加工技術に特化した製造工場です。
地域の、そして地球の自然にやさしい会社であることを目指し、省エネや廃棄物削減等には専門の対策チームを設けて、積極的に環境活動を推進しています。
「環境への負荷を低減する事業経営」が認められて、2004年に全国でもいちはやく環境省の認定制度「エコアクション21」を取得しました。

高効率モデルの設備に更新

大電力を消費する老朽化設備を高効率モデルに順次更新しました。
従来品に比べ、エアコンは使用電力が年間で13%の削減、エアコンプレッサは年間で3%の削減となりました。

写真更新したエアコン

写真更新したエアコンプレッサ