PEOPLE
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環境生命科学の研究で虫の行動学を専攻していたことに加え、芳香剤などの香りが好きだったので、就職活動では殺虫剤やトイレタリー製品のメーカーを志望していました。小林製薬を志望したのは、歴史の長い会社なのに堅苦しい印象がないどころか、むしろ明るく和やかな雰囲気だったからです。ほかに志望していた歴史の長い会社の研究職では、小林製薬ほど和気あいあいとした会社はなかったので「絶対に小林製薬で働きたい!」と思いながら就職活動をしていました。
FIRST YEAR
前もって社員の方から「早いうちから責任のある仕事を任されるよ」と聞いていたので、1年目からそれなりに裁量権のある仕事をするんだろうと想像していました。また、就職活動中に小林製薬の方の人柄の良さを感じていたので、一緒に研究所で働くことになる仲間も良い人柄の方たちが多いんだろうなとも思っていました。
責任感のある仕事を任されることも、社員の人たちの人柄が良いことも想像していたとおりではありました。ただ、仕事に関しては1年目から『液体ブルーレットおくだけ 除菌EXフレグランス』の主担当を任され、「ここまでやるんだ!」とすごく驚いたのを覚えています。もともと香りが好きなのでやりがいは大きかったですが、主担当として重役の方にプレゼンをしたり、何百個もの香りのサンプルの試験をしたり、1年目で任される「責任のある仕事」のイメージは遥かに越えていましたね。
ただ、そばで先輩がサポートしてくださっていたので、大変ではありましたがすごく心強かったです。遅くまで相談に乗ってもらったり、会議や審査会に一緒に参加してもらったり、今でも本当に感謝しています。
CAREER
3年目の途中からは『液体ブルーレットおくだけ ミントの香り』の処方を改良することになりました。原材料の高騰に対処するため、技術開発の方から「研究のアプローチから何か対策できませんか?」と提案されたのがきっかけです。原材料を変えると香りが変わってしまうという懸念があり、会社の中には「無理に変えなくていい」と言う人もいました。ですが技術開発の方の熱意を知っていたので「チャレンジしたいです」と希望して改良をスタート。これまでの処方にとらわれない、まったく新しい方法での香りづくりに取り組みました。
『液体ブルーレットおくだけ ミントの香り』のリニューアルが一段落を迎えた頃、『桐灰カイロ』のコストダウンや製品の改良を担当することになりました。近年、CO2の排出が問題になっていますが、従来のカイロにはCO2排出量の多い鉄粉が使われているため、その問題に対処するための取り組みを担当。1年間、さまざまなアプローチでコストダウンや製品の改良について試行錯誤し、これまでに触れたことのない剤形の知識を深められたことで、研究者としての幅が広がったと実感しています。
FUTURE
入社5年半が過ぎたタイミングで研究からマーケティングに異動することになりました。もともと「いずれはマーケティングも経験したい」と伝えていたので、予想よりも少し早かったのですが、希望が叶った形になりました。新製品のコンセプトや想定するターゲットを文字で表現して、それをデザインやキャッチコピーに落とし込んでいく作業は、研究のときにはなかったことなので、毎日が発見と勉強の連続です。業務の基本やマーケティングの本質をしっかり身に付けるためにも、少なくとも3年は腰を据えて今の仕事に取り組んでいきたいと考えています。
そして、マーケティングでひと通り「やり切った!」という手ごたえが得られた後は、ブランドマネージャーに挑戦してみたいです。そしてヒット製品やニッチ製品を問わず、その製品を心から必要としている多くの人のもとに製品を届けるための戦略を立てていきたいと考えています。
出産や育児など、ライフステージが変わっても働き続けられる制度が充実しているところです。皆さんしっかり産休・育休を取られていて、育休については男性も多く取られています。そうした先輩方の姿を見ているので、将来の不安なく安心して働けています。
ONE DAY
メールチェックやミーティングの準備を行う。
研究や技術開発と一緒に、新製品開発の進め方のすり合わせ。
新製品のデザインについて、開発の背景を交えてどういうデザインにしたいか相談。
研究時代の同僚とランチ。
月に1回開催される社長へのプレゼンに向けて準備を進める。
マーケティングの業務の進め方について先輩に相談。
この日は同期と連絡を取り合って飲み会へ。
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