PEOPLE

熱は冷ましても、仕事への熱は、冷めない。

品名
西浦さん
製造年
2019年キャリア入社
配合成分
製造本部 製造技術開発部 国際技術開発グループ 所属
工学部 社会開発システム工学科 卒
技術開発

学生時代と
入社動機…

⼤学では建設関連や品質⼯学をはじめ、社会開発に関わる幅広い分野を学んでいました。卒業後、日用雑貨製品のメーカーに10年以上勤め、そのうちの5年半は東南アジアに駐在。そのときに⼩林製薬の社員の⽅たちと仕事をする機会があり、⼈柄や働く姿勢を⽬の当たりにしました。転職を決意したのは「また⼩林製薬の⼈たちと働きたい」と思ったこと、幅広い製品カテゴリの技術開発ができる点に魅⼒を感じたことがきっかけです。

FIRST YEAR

私の入社1年目

入社前に想像していた1年目のお仕事

前職での海外赴任の経験を買われて、国際技術開発グループの配属になることは伝えられていました。そのため、「国内でリリース済みの製品を海外向けに展開するんだろうな」とイメージしていましたね。また、前職では営業や採用など開発以外の業務の比重がとても大きかったのですが、小林製薬では開発に集中できると想像していて、それが非常に楽しみでもありました。

入社後のリアル

1年目は「熱さまシート」や芳香剤、ウェルネスケア製品など、複数のブランドを海外展開するための業務を手がけていました。仕事内容や開発に集中できること自体は入社前のイメージ通りでしたが、研究開発、技術開発、マーケティングが三位一体で開発を進めていく点は、小林製薬ならではだと新鮮に感じましたね。また、仕事に取り組む際には当時の上司の「知ったかぶりをしてはいけない」という教えを常に守っていました。知ったかぶりとは、自己成長を邪魔する無意味なプライドです。知らないことを恥ずかしいと思わず、知らないことに直面した際には好奇心を持って解決を図るよう心がけていました。

CAREER

その後のキャリア

入社2~3年目/海外への製品展開に伴う規制対応

⾷品やサプリといった⼈が⼝にする製品の包装資材の中でも、製品と直に接触する包装資材には「使っていいもの」「使ってはいけないもの」の厳密な規制があります。この規制は国によって異なるため、国内製品を海外展開する際には規制のギャップを埋めるための設計対応が不可⽋です。⼊社2年⽬の終わりごろから規制対応を任されたのですが、海外各国の規制について調査していくうちに、実は日本基準での設計と比較して、世界の設計基準はより厳格に進化していることが分かってきました。ですので、日本品を製品ブランドごとに優先順位を付けて各国基準へ対応させることは想像以上に⼤変でした。当時の上司と相談しながら必要に応じてプロジェクトを⽴ち上げ、品質管理をはじめさまざまな部署と連携したことで、⼀気に視野が広がりましたし、グローバルスタンダードへの意識変革の第一歩だったと今でも印象的です。

入社3年目~/グループ長

入社直後、当時の上司とのミーティングで「3年後の自分の姿は?」と質問され「グループ長です」と即答しました。すると上司は、目標を叶えるためには会社に求められるものを考えることや、自分の提示した考えに共感してもらうことが大切だと教えてくれました。加えて、机上で得た知識を「経験知」として何度も利用し、そこからさらに応用の効く「知恵」へと発展させていく大切さも教えてくれました。こうした教えがなければ、3年目でグループ長になることはできなかったと思います。前職では海外駐在のときにグループ長のような管理職を務めましたが、現地の従業員の個性を把握して、いかにモチベーションを上げるかを考えるのがメインでした。小林製薬には優秀でモチベーションが高い人が多いため、人対人のマネジメントよりも組織として最適なPDCAの回し方などを模索することが多いですね。

FUTURE

私の現在、そして未来

入社5年目以降も引き続きグループ長として、10名弱のスタッフと一緒に業務に取り組んでいます。小林製薬のミッションの根底には「お客さまのお困りごとを解決する」という思いがあり、それは国内でも海外でも変わることはありません。このミッションを達成するために、製品を展開する国ごとにベストな開発手法を実現することが、国際技術開発という役職にとって一番大切な役割だと考えています。
会社の方針としても国際ファーストが推進されているだけに、国際技術開発への期待もさらに高まっていくでしょう。一方、2030年までに売上を今の3倍にするという目標も掲げられているのですが、日本に軸足を置きながらの国際ファーストや売上向上には限界があります。今後は海外での新工場や開発機能の立ち上げといった拠点戦略も必要になるはずなので、前職での海外駐在の経験が生かせればと考えています。

小林製薬のここがおすすめ!

皆さんが仕事の虫でいつも忙しそうなところです。毎日残業して寝ずに働いているのであればおすすめでも何でもないのですが、誰もが与えられた時間内で夢中になって仕事をしています。でも相談すれば手を止めて親身に耳を傾けてくれる、そんな会社です。

ONE MONTH

平均的な
1ヶ月のスケジュール

Day1
〜6

タイへ出張

既存取引先様と新製品面談と既存生産立会、新規取引先様面談、店回り等を行う。

Day8

現地担当者とオンラインミーティング

台湾セナキュア担当者、韓国アイボン担当者とMTG。

Day10

国際デザインレビュー

デザインレビュー(設計審査における会議)に参加。上市に値するか事前審査をする場になるため、とても緊張感のある時間を過ごす。

Day13
〜14

静岡へ出張

取引先との懇親会やレビューバックと呼ばれる振り返りMTGを実施。

Day17
〜20

本社にてグループメンバーとミーティング

チームリーダーMTGやグループメンバーとの成長対話を実施。部内のチームリーダーと業務の進捗確認や調整を実施したり、メンバーの今後のビジョンを確認。

Day25

岐阜へ出張

取引先を訪問。原料や製造方法について打ち合わせ。

Day27

オンラインで国際会議に参加

東南アジアR&D会議、国際コストダウンMTGをオンラインで実施。

Day30

休日にゴルフへ

製造本部のメンバーと懇親ゴルフコンペ!